更新日:2021年01月04日 17:32
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日本の体育館履きブランドがFENDIとコラボ! 世界に認められた靴メーカー

65/108 KITCHE(810s)各5000円

MBのヘビーユース108

KITCHE(810s)各5000円

 NIKE、adidas、PUMAなどスニーカーといえば海外ブランドですが、実はわが日本にも世界で認められた老舗ブランド「moonstar ムーンスター」が存在します。  ゴムのストラップがついた妙なデザインの体育館シューズを覚えていますか? 私が通っていた小学校ではトウの部分が赤いのが外履き用、青いのが内履き用でした。そう、あの体育館シューズを作っていたのがムーンスターです。  久留米の老舗メーカーであるムーンスターですが、実は世界でも稀な技術を保有している職人派。技術力の高さを買われ、昨今はFENDIなどの高級ブランドとも盛んにコラボをしています。体育館シューズのブランドが、一足10万円以上する靴を作っているのだから不思議なものです。  そんなムーンスターがおしゃれラインとして打ち出しているのが「810s」シリーズ。なかでもおすすめなのがKITCHE。一見すると、スタンスミスのようなデザイン……ですが、スタンスミスよりシャープな作りで日本人の足によくなじむ。革靴のようにシュッときれいなシルエットで、スニーカー特有のボテッとした印象はありません。 MBのヘビーユース108 シューレースはゴムに変わり、ワンタッチで足を入れることができて快適です。上質な本革のように見えますが、実は雨でも雪でも対応できる合皮素材。風合いは本革以上にこだわっており、わずかな起毛感はまるで高級ヌバックのよう。これで5000円というのだから驚き。スタンスミスで3足買えます。

歩き心地も本格的

 この手の格安スニーカーは歩き心地や耐久性、細かなフォルムなどにアラが目立つものですが……さすがに老舗メーカー、歩き心地も本格的です。スニーカーは種類が膨大で迷いますが、NIKEなどのブランドの多くは高価格のため、なかなか色で遊ぶことができない。  しかし、この810sなら2足買っても1万円。普段は白を選ぶところ「黒もついでに」とチャレンジできます。KITCHE以外のモデルも展開しており、ラインナップは豊富。選択肢の一つとして頭に入れておくことをおすすめしますよ。  安くて質がよくて快適、これ以上ないでしょ。 商品、衣装/すべて私物 撮影/山川修一(商品) 岡戸雅樹(人物)
MB
ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 <実践編>』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Twitterアカウント:@MBKnowerMag

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【今週の掘り出し物】
MBのヘビーユース108最近、「バブーシュ」にハマっています。スリッパ状の靴ですね。サッと外に出かけるときにも便利、シャープできれいなので簡単にサマになる。楽チンでやめられません。

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