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小林麻耶を広告塔にするスピリチュアル業界の人々。「信じやすく利用しやすい」

『グッとラック!』(TBS系、月~金曜午前8時)の木曜コメンテーターを突然降板したフリーアナウンサーの小林麻耶(41)。
小林麻耶の公式YouTube(11月12日)より

小林麻耶の公式YouTube(11月12日)より

 11月12日に配信されたYoutubeチャンネル「コバヤシテレビ局」内の動画に、夫で整体師の國光吟氏(37)と出演。そこで小林の口から「昨日午前中に突然番組の降板を言い渡されて、今日、番組に出演できないことになりました」「同番組のスタッフからいじめを受けていた」と衝撃発言が飛び出した。だが、暗い内容であるにもかかわらずなぜか「キャハハ」と笑い崩れる彼女の姿に困惑した人も多かったはずだ。(TBS側はいじめを否定している)  同日、所属していた生島企画室が「正常なマネジメント業務を行う事が困難になった」との理由で小林との契約終了を発表した。

小林麻耶と子宮系女子の関係

 小林といえば、かねてよりスピリチュアルに傾倒しており、もっとも有名なのは「子宮系女子」にまつわるものだろう。
あきら。オフィシャルブログ「AKIRA 」

あきら。オフィシャルブログ「AKIRA 」より

 子宮系女子とは、子宮を通して宇宙を感じたり、子宮で幸せを引き寄せたりできると信じる集団である。夫で、かつて“宇宙ヨガ講師”を名乗っていた國光吟氏と出会ったのも、子宮系関連のイベントだったと言われている。  取材班は、数年前に子宮系女子の第一人者が主催するトークイベントに参加したことがあるというA子さん(39歳)に話しを聞くことができた。「私は友人に誘われて行っただけなんですけどね」と前置きしつつ、彼女は当時の様子を語った。

自分を可愛がろう!仕事を卒業!

「結構大きめの会場で、ゲスト登壇の方も数名いました。私の友人を含めたお客さんのほとんどが常連な感じで、“キャー、久しぶりー!○○ちゃん今日もかわいいー!”みたいなThe女子のノリ。私は当時も30代だったので、この空気には困惑するしかありませんでしたし、馴染める気がしなかったです」  Aさんいわく、トークイベントの内容も首を傾げるものだったという。 「要約すると、“常識って誰が決めたの?自分じゃなくて他人だよね?それに縛られるっていうのは、他人の人生を生きているということ。自分を可愛がろう”といったような話でした。  他人よりも自分っていう生き方は理想なのかもしれないけど、“その生き方をこの会場にいるみんながやってしまったら、この国はどうなるんだろ?”と思いながら話を聞いていました。まあ私が捻くれているからなのかもしれませんが(笑)」  また、その後開かれた参加者同士のお茶会でも、彼女を困惑させる出来事があったとか。 「参加者のひとりが“今日は参加できなかった○○さん(中学生の息子を持つ40代のシングルマザー)が無事、お金のためにしていた契約社員の仕事を卒業(退職)したそうで、ブロガーデビューする”と言い出して。私は“息子さんどうするの?”となりましたが、そこにいた全員が、“おめでとう!”みたいな反応で…。卒業って無職になるわけで、それをみんなで祝福する空気感には少し寒気がしましたね」
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小林麻耶はスピの広告塔だった?
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