更新日:2020年11月30日 16:07
ライフ

『鬼滅の刃』時透無一郎の性格がガラリと変わったワケ

アウトプットすることの重要性

 刀鍛冶の里を襲った鬼を倒した後、無一郎は炭治郎に「君のお陰で大切なものを取り戻した」と感謝を伝えます。これがアウトプットです。誰かに話して再確認することで、信念はより一層強くなります。この一件以降、無一郎は「人の役に立つこと」を第一に考え、行動するようになりました。  人間は何を覚えているか、何を思い出すかで、考え方も習慣も行動も、人生すべてが変わります。鬼滅の刃はフィクションですが、これは現実でも変わりません。

本当に大切なのは体験すること

 仕事には「人のため」と「世のため」の2種類があります。「人のため」は、誰かに感謝されるような「質」が判断基準です。一方、「世のため」は、できるだけ多くの人に広まるような「数」が判断基準です。そして、どんな仕事も「人のため」と「世のため」でバランスを考えることが求められます。  私たちは自分の信念に基づいて、相手や社会を判断しています。人の役に立とうと考えて、誰かに感謝された経験があれば、誰かが自分のためにしてくれたことに対して、自然と感謝の念が湧いてきます。「剣士として人の役に立つ」という信念を思い出した無一郎が、刀鍛冶に感謝するようになるのは、まさに象徴的です。  無一郎が自分の信念を思い出したのは、「人のため」が自分のテーマになったからです。このように人生には取り組むべきテーマがあります。「人のため」や「人の役に立つ」という言葉は誰でも知っていますが、大切なのは自分で体験して、自分で考えることです。無一郎の境遇はこのことを物語っています。 佐々木
コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中

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