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社会人の学ラン集団「青空応援団」。全国の頑張る人を応援して回る想い

 学ランに鉢巻き姿。大声を張り上げ、思い切り腕をふりながら全力でエールを送る。そんな昔ながらの応援団のスタイルが再び注目されている。その“旗振り役”とも言われるのが宮城県仙台市に拠点を置く「青空応援団」。2013年に結成された、社会人のみ約80人の応援団だ。
青空応援団

青空応援団。左から4人目が団長の平了さん

 東北を中心にスポーツイベントだけでなく、“頑張る”個人や団体に向けて、エールを送り続けている。その活動にメディアが注目し、ドキュメンタリー番組やテレビCMにも出演するなど、何かと話題を呼んでいる。青空応援団の平了(たいら・りょう)団長は、今年9月に初の著書『青空応援団 ~僕らはいつだって応援している~』を刊行した。  そこで、平団長(本業は「ファンキーベイビー工務店」代表)に、なぜ今、応援団なのか、話を聞いた。 著書 青空応援団

SMBCのCMで、応援指導をした青空応援団

 11月下旬から、学ランに鉢巻き姿の応援団が、米プロバスケットボールNBAで活躍する八村塁選手にエールを送る、三井住友銀行(SMBC)のテレビCMが全国で流れている。同行が冠スポンサーになっている、先日のプロ野球・SMBC日本シリーズのテレビ中継を見た人なら記憶に新しいだろう。  同行がスポンサー契約を結んでいる八村選手を応援しようと、この春新卒で入行した新人行員がSMBC応援団を結成。リモートで一から応援の指導を受け、それぞれ個別練習を積んだ後に、アメリカに向かう八村選手の壮行会でエールを送る。CMは、その一連流れを追ったドキュメンタリーになっている。  その中で、新人銀行員たちにリモートで応援の指導をし、本番では彼らをサポートしているのが東北を中心にさまざまな場所で応援活動を行っている「青空応援団」だ。

社会人だけの青空応援団、色々な人を応援する

 団長の平了氏は、スポーツに限らず何かで頑張っている個人や団体を応援しようと、2013年に社会人のみで構成する青空応援団を立ち上げた。  それ以来、休日を利用して、応援を希望する人たちのもとに駆けつけてはエールを送り続けている。青空応援団の応援の対象は、スポーツイベントはもちろん、地域のイベントや学校の入学式や卒業式、成人式や企業の催事にいたるまで、多岐にわたる。団員は全国に約80人を数える。 「誰にも人生で一度や二度は、つらく苦しい時を迎えますよね。あきらめてしまいそうなことだってあります。そんな時に誰かに本気で応援されたら、もう一度、頑張ってみようと思える。それが応援の力なんです」
市民マラソン大会の出走前にエール。選手たちも三三七拍子にこたえてくれた

市民マラソン大会の出走前にエール。選手たちも三三七拍子にこたえてくれた

「たとえば市民マラソン大会。疲れて倒れてしまったランナーたちが、僕たちの応援で再び立ち上がり、走り出します。そうして完走した人はたくさんいます」
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「余命1か月のお母さんを応援してほしい」
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