恋愛・結婚

女性が求める普通の男性像は星野源?「ハードルが高すぎる」と嘆くキミにひと言

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むしろ基準は下がってるんじゃ…

 一番に理解しておかなければいけないのは、これは「結婚したい女性のイメージする『普通の基準』であって、男はこうでなくてはならないという基準ではない」ということだ。  例えば僕が仮に女性だったとして、婚活コンサルに誰か紹介してもらったとしよう。 「その方の見た目は……あ、結構髪の毛ボサボサでヒゲもモジャモジャで、お風呂は三日に一回入る感じなんですね。えっと……お仕事は……あ、年収200万ですか……。話は面白いのかな? ……ええっ、傲慢なんですか……?」  というような人を例に出されたとして、「そういう男性は死ね!」なんてことは思わないが、「結婚相手にはしたくないなあ……」くらいは思うだろう。そんな男性と結婚していても、女性は外に出るときはメイクしなきゃいけないし、普段から髪の手入れをしなきゃいけない、ダイエットしなきゃいけないと世間から押し付けられるのだから、不平等に思うのは当たり前だとしかいえない。  むしろ僕は見た目の欄の「165センチ以上 体重60~80キロ」などを見ていると、むしろ恋愛対象に入ってくる男性の基準が昔より下がってないか? とすら思う。僕の思春期時代の十五年前ほどは「172㎝以下は男として見れなーい」なんて風潮もあった。上の世代の方ならバブル期の「高学歴」、「高収入」、「高身長」という3高という言葉も記憶にあるだろう。  だから、モテたい、結婚したい男性はこの話題をポジティブに捉えるべきだ。清潔感なんて ・化粧水をつけて就寝 ・鼻毛が出てない ・ヒゲ・爪が整っている ・美容室は月1、2回  これだけクリアすれば恋愛対象に入ってくるんだから、できないことはないだろう。男性とも恋愛ができる筆者からすれば、これらの要素に「会話が成立する」「高圧的ではない」なども見た目以外の最低限の基準に入れたいくらいだ。 「これだから女は現実が見えてない」だの「女は求め過ぎ」だの否定ばかりするのではなく、一度「じゃあ、ちょっと女性のいう通りの努力をしてみようか」と思ったらいいではないか。否定ばかりしている男性はモテない典型だ。  我々男性に必要なことは、女性の主張をまず「受け入れる」ということ。そうして見えてくることは必ずあるはずだ。
1989年6月7日生まれ。男性でありながらAV女優として、大手AVメーカーKMPにて初の専属女優契約を結ぶ2015年にAV女優を引退し、現在は作家活動を行っている。ツイッター@OshimaKaoru
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