仕事

Uber Eats配達員、岡山名物の「カキオコ」に舌鼓

 僕は普段、日雇い派遣などの仕事で稼ぎつつ、時間を見つけてはタイなどの東南アジアを中心に旅してきた。この状況では海外旅行には行けそうにないが、日本国内ならば比較的自由に動けるようになってきている。旅がしたい。でも、社会の底辺で生きる僕にはお金がない。そこで「Uber Eats」の配達で稼ぎながら国内を自転車で旅するという方法をとることにしたのである。

倉敷美観地区を観光

 旅に出て72日目、僕は岡山市から倉敷に向かった。その距離はわずか約19キロだったので、自転車でのんびりと走って2時間弱で到着した。宿は倉敷美観地区に位置する「ホステルクオーレ倉敷」というところを予約していた。が、チェックインの時間にはまだ早すぎたので、先に荷物だけを預けて美観地区を観光することにした。
小林ていじ

所持金3万円で東京を出発、「Uber Eats」の配達で旅費を稼ぎながら沖縄まで自転車で旅する筆者・小林ていじ

 深緑色の水を湛える掘割りに沿って柳が植えられていた。その周囲を取り囲むようにして軒を連ねる瓦屋根の屋敷はその真っ白な壁で空の水色との鮮やかなコントラストを成している。ときおりびゅうッと吹き付ける冷たい風は柳の葉を揺らし、掘割りの水面にさざなみを立てた。
美観地区

美観地区をのんびりと散歩

 しばらくその通りを歩いていると、「倉敷デニムストリート」という暖簾の掛かった路地が目についたので入ってみることにした。その名のとおり、デニムの店が数軒並んでいる。ある一軒の軒先でデニムまんという青い色の中華まんが売っていたので、試しに1個買って食べてみた。が、生地が青いだけで、味はふつうの肉まんだった。
デニムまん

デニムの青い色をしたデニムまん

 そのあとは手作り感溢れるお化け屋敷に入ったり、高台にある阿智神社から倉敷の街並みを眺めたりとたっぷりと観光を楽しんでからゲストハウスに戻った。
川舟流し

この日の川舟流しは貸し切りのみの運航だった

ゲゲゲの妖怪館

ゲゲゲの妖怪館は手作り感に溢れていた

Uber Eats配達員をひとりも見かけない

 73日目。ウーバーの配達を開始。が、ここで懸念事項がひとつ。ウーバーの配達アプリで倉敷エリアの売上予測が出てこないのである。倉敷に来てからまだ一度もウーバーの配達員を見かけていないということもあり、ここは本当にウーバーの配達エリアなのかと不安になってくる。  とりあえず倉敷駅のほうに向かって自転車を走らせた。すると、昼近くになってようやく最初の配達リクエストが入る。その後もパラパラとリクエストは入り、なんとか他のエリアと同じくらいに稼ぐことができた。
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牡蠣のお好み焼きに舌鼓
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