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「在宅で完結できる副業」に需要あり。副収入でコロナ禍を生き抜く

収まるどころか拡大の一途を辿るコロナ禍により、生活不安はますます加速、おまけに冬のボーナスは減り、明日への希望が持てぬままに迎えた年明け……。収入を少しでも増やすために、今年は副業を始めたいと考えている人も多いのではないだろうか。そこで、日本初の副業学校「副業アカデミー」代表の小林昌裕氏に最新事情と手を出しやすい副業を聞いた。

コロナ禍で増加する副業希望者

副収入

イラスト/SADA

 日本初の副業学校「副業アカデミー」代表の小林昌裕氏は、コロナ禍後、副業希望者が明らかに増加していると話す。 「当校のセミナーだけでも、’19年の12月の受講人数は500人程度でしたが、緊急事態宣言が発令された’20年の4月末から5月にかけては3000人を超えました。要因としてはコロナによる将来への不安と、テレワークによって通勤分の時間のゆとりができたこと。残業代も少なくなったため危機感を持った人も多いです」  副業に対し足踏みしていた層の背中をコロナ禍が押した格好だ。 「特に需要があるのは在宅で完結できる副業。定番のウェブライティングや動画編集、アフィリエイトはまだまだ稼げます。また、ネット物販も仕入れ時にクレジットカードを使用するとポイントが貯まるので、大きな価格差を出さずとも儲かる。また昨今は音声メディアの人気も高まっているため、音声メディアの編集、立ち上げも可能性があると思います」

副収入こそがアフターコロナの世界を生き抜く力となる

 一方、ウェブマーケティングやプログラミング、デザイン系などハイスキルな副業はクライアントとの成約率が低い。 「専門性が高い職種ほど発注元の企業は高い作業レベルを求めます。ゆえに成約率は10%以下で、副業の中でも選ばれし者の世界。そのため、作業をすれば必ず稼げて、需要が多く成約率も高いロースキル副業をまずはおすすめします」  小林氏は、そのように個人が稼ぐ力を身につけることが今後ますます重要になると強調する。 「日本経済が大打撃を受けたアフターコロナの世界においては、社会保障も公的資金も縮小され、重税が課せられるようになるでしょう。そんな中で最終的には株やFX、そして不動産といった大型投資での資産形成を目指すことを視野に入れ、副業でその資金を稼ぐという考え方をするのがベターであると思います」  先が見えづらい昨今、副収入こそが光明となるに違いない。
小林昌裕氏

小林昌裕氏

【副業アカデミー代表・小林昌裕氏】 副業を教える「副業アカデミー」を運営。’09年から不動産投資を始め、20余りの副業を実践。現在の年間利益は1億円以上。 <取材・文/週刊SPA!編集部> ※週刊SPA!1月5日発売号の特集「[月5万円]儲かる[副収入]ランキング」より
週刊SPA!1/12・19合併号(1/5発売)

表紙の人/ 広瀬アリス

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