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パチンコ狂の思考回路。コロナ禍の負ける設定でも打ちたい…

 コロナ禍でもパチンコ店に人が殺到している。政府や自治体からの要請を受けて休業している店舗はあるものの、開店しているパチンコ店には全国で多くの人が訪れている。大阪府をはじめとして、行政は休業要請に応じずに営業を続けるパチンコ店の店名を公表。政府が法規制で罰則規定を設ける可能性も出てきている。  しかしそもそも、こんな非常事態なのにパチンコ店に行くなんて感染するのが怖くないのだろうか。そこで、ツイッターで「コロナ禍でもパチンコを打ちに行く」というツイートを連発する、大のギャンブル好きなツイッターアカウントの犬さん(@slave_of_girls)に、パチンコに行ってしまう人の心理を聞いた。
犬さんのツイッタープロフィール

犬さんのツイッタープロフィール

コロナへの意識が低いからこそ、パチンコ店に来れる

 パチンコ店では、不特定多数の人が玉や台に触れることもあり感染の危険にさらされていることはもちろんのこと、多くの人が訪れ店前で行列を作り“3密”状態を形成する危険もある。その辺りについての心境は? 「ボクはコロナが流行ってからでも、近所のパチンコ店が開いていたのでよく行っていましたよ。家にいても何もやることがないので、コロナに感染するリスクは承知の上です。正直打っている間はほとんど話さないし、隣の客と呼気を入れ替えるまで密接することもないですしね。店によっては、コロナ対策をしているとこもあります。まず入口で検温と手指消毒。それに加えて台には1個空きで座るとか。ボクはいまの時期のパチンコって気に入っているんです。隣の人が気にならずに打てるので、快適ですよ」  コロナ禍でも開店する店は対策をしているから、感染するリスクも承知で「快適だ」とまで語る犬さん。コロナの流行する前後でパチンコ店では、変化があったのだろうか? 「ボクの体感ですが、サラリーマンの割合が目に見えて多くなっていますね。在宅ワークのおけげで平日でも来れるようになったんでしょう。その層が増えたぶん、多少は混雑しているんだと思います。あとはマスクをしている人が半分くらいと少なめ。いまは外に出るときはほとんどの人がマスクをしているのと比べると、パチンコ店にいる人はコロナへの意識が薄いように感じますね。むしろ意識が低いからこそ、パチンコ店に来れるんでしょう」

ギャンブルで全財産を失ったが、パチンコへの愛は失わない

 彼のギャンブルの経歴としては、パチンコに目覚めたのは19歳から。そこからパチンコだけでなく競馬、オンラインポーカー、海外カジノなど、ほとんどのギャンブルには手を出した。去年の3月にはフィリピンカジノで1万円が700万になる大勝ち。そこで終わらせればよかったものの、その年の7月に500万円近い現金を持って再度フィリピンカジノに挑戦。そのためにクレジットカードの借り換えローンを利用して、ローン枠を限界まで広げたという。しかし、結果は大負け。全財産を失い、カードローンで作った500万円の借金が残った。それでもギャンブルは辞められず、パチンコに月10万円はつぎ込んでいる。これらの模様は、すべて犬さんのnoteにも記されている。  全財産を失い借金を抱え、死に至るウイルスが世の中に蔓延してもなおやめられないパチンコの魅力について、犬さんはこう語る。 「パチンコってギャンブルのなかでもかなり“受動的”なものなんです。ハンドルを握って待っていたら、“当たり=嬉しいこと”が来る。下準備などが必要ないので、面倒くさがりのボクに合っているんでしょう。お金を入れて待つだけ。その手ごろ感が人を魅了するのだと思います」
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たとえ負ける設定だったとしてもパチンコ狂は行く
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