更新日:2021年02月18日 06:54
エンタメ

月収40万円稼ぐ人妻ライバー「成熟した雰囲気で中高年男性のファンを掴む」

家事や子育ての合間でライブ配信、平均月収は40万円!

みこてぃーぬ

配信中のみこてぃーぬさん

「長時間配信すればリスナーさんを掴める時代は終わりました。ただリスナーさんの中には数ヶ月スパンで推しが変わる人が多いので、今から参入してもまだまだ稼げる余地はあると思います。大事なのは、やはりファン作りです」  みこてぃーぬさんの平均月収は約40万。その全てがライブ配信で得たものだ。  家事や子育ての空き時間をすべてライブ配信にあて、月に数度開催されるイベントに出続けることで、月収90万を獲得したこともある。 「私のリスナー層は7割強が40代から60代の男性リスナーさんばかりです。経済的に安定している方が多いので、1回あたり数千円をたくさんの方からいただいている感じですね。私は結婚して子供もいるママライバーなので、若くて可愛いライバーよりもターゲットが狭まります。だからあえて人妻であること、ママであることを全面に出して、柔らかくて成熟した雰囲気でファンを掴めるようにしています」  いかに他のライバーと差別化できるかが、ファン作りの秘訣だという。

「誰でも簡単に稼げる」わけではない

 これからのライバーに必要なものについて、みこてぃーぬさんはこう分析する。 「可愛くて喋れる、だけでは通用しない時代になりました。今のライバーに求められるのはビジネスセンスです。ライバーたちの中には、アプリ内で上位表示されるためのアルゴリズムを追究して実践する人たちもいます。より多くの顧客に来てもらうにはどうしたらいいか、よりたくさんのギフトを得るにはどうしたらいいか。常に考えながら自分のキャラを定めていかないといけません。ただ私個人としては、ライブ配信ブームもあと数年もつかどうか……と見ています」  コロナ禍で火がついたユーザーの増加。だれでも気軽に始められるとはいえ、ライブ配信界隈を生き抜くには、ライバー以外のビジネスに繋げられる知名度とビジネスセンスが必要になってきそうだ。<取材・文/倉本菜生>
福岡県出身。フリーライター。龍谷大学大学院修了。キャバ嬢・ホステスとして11年勤務。コスプレやポールダンスなど、サブカル・アングラ文化にも精通。X(旧Twitter):@0ElectricSheep0、Instagram:@0ElectricSheep0
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