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近所のフレンチをカウンターで楽しむ――ツレヅレハナコの旨いもの閻魔帳

マダムとシェフも素敵で居心地よすぎ!

ザンガラ

「小さい頃から父のお店の厨房が遊び場でした」という中村洋行シェフ。調理師学校を卒業後、都内のホテルやレストランで修業を積み、2017年に「ザンガラ」オープンと同時にシェフに就任

「カウンターなので、お客さまの好みや今何を飲みたそうかなということを考えながら選んでいます」とシェフの中村洋行さん。ワインのセレクトは、てっきりオーナーでマダムの藤本りかさん担当かと思いきや、シェフだったのね。
ザンガラ

カッコいいマダムの藤本リカさん。インパクトある前衛的なヘアスタイルとは裏腹に「かなり保守的なんですよ」。商社OL、ブライダルプランナー、専業主婦20年を経て、「ザンガラ」のマダムとなり、2021年にオーナーに

 お店がオープンしたのは2017年。店名の「ザンガラ」は、フレンチのソース名ではあるけれど、そもそも中村シェフのお父さんが営んでいたレストランの名前だそうで、もともとはジプシーの意味。「料理のベースはフレンチですが、世界中を旅して各地の文化や伝統を取り入れながら順応してきたジプシーのように、料理もお酒も自由な発想でいろんな文化や時代のいいとこどりをしていけたら」と中村シェフ。

おまかせコースをワインとペアリングで!

 そんなお店の自由さを味わってほしいから、いつものおまかせコース(¥7000)にワインのペアリングでお願いします! ザンガラ まずは春巻? なわけないか。豚の血のソーセージ、ブーダンノワールをクレープみたいな生地、パートブリックで包んで焼いた前菜にシャンパーニュからのスタート。パリパリのパートブリックとなめらかなブーダンの食感のコントラストが泡を呼ぶ! ピノ・ノワール100%の濃厚なシャンパーニュだから、ブーダンにも負けないパワフルな味。これ、ものすごく好みだわ。 ザンガラ お次は、わー、手毬寿司みた~い! と思わず女子っぽいことを叫んでしまった聖護院かぶら、もって菊、車海老、ホッキ貝、金目鯛のマリネ。ハチミツとヴィネガーでマリネした甘くて酸っぱい聖護院かぶらを、金目鯛でとったコンソメ(!)のジュレがやさしく包み込む。これにはブルゴーニュの白ワインで安定の組み合わせ。 ザンガラ そして、お店のスペシャリテ、里芋と穴子のテリーヌ、温泉卵添えにはラングドックの自然派の白ワインを。濃厚なトリュフの香りに悶絶した後は、絶妙な火入れの寒鰆のローストと野菜のミネストラ。ここでまさかの日本酒、玉川の山廃登場! 日本酒というよりは、シェリーみたい。これはもうやばすぎでしょ。フェンネルの香りと日本酒がこんなに合うなんて! ザンガラ メインは但馬鹿のポワレ ポルト酒のソース。但馬って牛のイメージしかなかったけど、鹿もいたのね。兵庫県の但馬で捕獲から解体、販売までを一貫して手がける「ココ鹿」というブランド鹿らしい。なんてきれいなロゼ色。クセがなく、澄んだ味の赤身肉に赤ワインがグイグイ進んで、もう止まらん! ザンガラ
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シメのチーズも大満足!
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