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イタリアのナチュラルワインを楽しむ。下北沢のイタリアンバール

 食いしん坊編集者・ツレヅレハナコさんのもとには、類は友を呼ぶで、老若男女、有名無名を問わず、胃袋でつながった仲間たちから、旨いもの情報が集まってくる。ハナコさんは、それらを書き留めた秘密の手帳を”閻魔帳”と名づけ、それを片手に東へ、西へ。仲間たち(=諜報員)のおススメの店を訪ねてきたハナコさんが、彼ら彼女らへの感謝の気持ちを込めて、自身が愛するお店の中から、それぞれにぴったりのお店を返礼として紹介するこの企画。『東京ウォーカー』(KADOKAWA)で好評だった連載が『日刊SPA!』にお引っ越しして、今回は第8回目となりました。

店主とおしゃべりが楽しめるのはカウンターの店ならでは

フェーガト・フォルテ

下北沢駅から徒歩5分。商店街のはずれにあるイタリアンバール「クオーレ・フォルテ」の地下にあるカウンター12席のみのワインバー

 今回のお店はコチラ。関山米穀店(神保町/ワインバル)を教えてくれた諜報員017(40代女性/デザイン事務所勤務)にハナコがお返しに教えたい店13は、下北沢のフェーガト・フォルテさん。

イタリアのマニアックなワインをカジュアルに

フェーガト・フォルテ

「八丈島リコッタチーズと柿」¥1,980。「わー、白和えみたい」(ハナコ)。ホワイトバルサミコの酸味と甘み、ミントの青っぽい香りに合わせて、ワインは ダヴィデ・スピレリのビアンコ・ルーゴリ2015年¥1,100。「旨みが何段階にも増していくようで、格別な年です。超やばい、激旨です」(羽賀さん)

 正直、ワインは全然詳しくないけれど、ワインの説明をしてもらうのは好き。どんな人が、どんなところで、どんな思いで作っているのかを聞いて飲むと、よりおいしく感じるから。   下北沢にある「フェーガト・フォルテ」は、イタリアのナチュラルワイン、それもヴィンテージのワインをグラスで気軽に楽しめるワインバー。
フェーガト・フォルテ

階段を降りてドアを開けると、いきなり目に飛び込んでくるワインセラー。しかもカリスマワインがすらり

 ダヴィデ・スピレリのビアンコ・ルーゴリ2015年とか、ダリオ・プリンチッチのトレベツ2011年とか、イル・パラディソ・ディ・マンフレディのブルネッロ・ディ・モンタルチーノ2012年とか、ナチュラルワイン好きが聞いたら、それはもう垂涎もののワインがグラスで常時30種類ほど!
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店主の勧めるワインはどれも美味
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食と酒と旅をこよなく愛する編集者。雑誌などのメディアやTwitter、Instagramでレシピや美味しいお店を発信中。新刊『ツレヅレハナコの2素材で私つまみ』がKADOKAWAより好評発売中。他にも『女ひとりの夜つまみ』(幻冬舎)、『ツレヅレハナコの薬味づくしおつまみ帖』(PHP研究所)『ツレヅレハナコの南の島へ呑みに行こうよ!』(光文社)、『女ひとり、家を建てる』(河出書房新社)など著書多数。Twitter@turehana instagram@turehana1

ツレヅレハナコの旨いもの閻魔帳

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