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入社1か月で辞めた新入社員。職場で元カレと再会、地獄の日々に

 4月は新生活がスタートする時期。新入社員たちは期待に胸を膨らませながら入社しているはずだが、1か月も経たないうちに辞めてしまう人もいる。

入社1か月未満で辞めた新入社員

職場恋愛

※写真はイメージです(以下同)

 聖菜さん(27歳・仮名)は、「しょうもないことで仕事を辞めた経験があります」と苦笑いする。彼女は大学を卒業して派遣社員として働いた後、転職活動を経て、希望していた美容関係の会社に就職した。 「24歳の時です。派遣だと将来が不安だし、正社員として働きたいと考えたんです。特技や趣味もあまりありませんでしたが、メイクやコスメは大好きだったので、美容関係の仕事に就きたいなって」  10社ほど受けて、なんと第一希望の会社に決まったという聖菜さんは「これからは順風満帆だぁ〜」と、心から安堵していた。 「仕事は新しいことばかりで覚えるのは大変でしたが、好きな分野なので楽しかったです。女性の先輩はみんなキレイだし、男性社員もイケメンが多かったのも良かった(笑)。もう2年近く彼氏もいなかったから、恋愛もできるかなって」

本社から出向してきた上司が元彼だった

 そんなある日、朝礼で珍しく部長がやってきて「本社から出向してきた人を紹介します」と言った。「今度はどんなイケメンだろう」と淡い期待を抱いていた聖菜さんの上司となったその男は、なんと——。 「まさかの元彼だったんです。最後に付き合っていた男で、大喧嘩して別れたので。電話も着信拒否だし、LINEもブロック。頭から存在も消去していたから、元彼が何系の仕事に就いているのかなんて覚えてなかった。まさか、こんなところで会うなんて……」  元彼を避けようとするも上司なので、挨拶や仕事の打ち合わせ、報告などで完全に口をきかないというわけにはいかない。ある時、彼女は仲の良い同期に「2人はもともと知り合いなんでしょ?」と聞かれた。 「敬語で話していたし、余計な会話は一切していなかったので、同期に『何でそう思ったの?』と聞いたら、元彼から聞いたって言うんです。それで、『実は元彼なんだよね』と打ち明けたんです。だけど、あまりいい思い出ではないから、内緒にして欲しいとお願いしました」  だが、この告白が、後にとんでもない事態を引き起こす。
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「俺、お前と付き合ってたっけ?」
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