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入社3か月で辞めた新入社員。同期4人で退職の記念撮影をする清々しさ

 4月を迎え、今年も新入社員や中途社員が入ってきたはずだが、職場環境や人間関係によって、今後の社会人生活が有意義なものになるのか、彼・彼女らにとっては非常に気になるところでもあるだろう。そこで「自分とは合わない」と感じてしまうこともある。今回は入社後、すぐに退職してしまった新入社員のエピソードを紹介する。

入社3か月で揃って辞めた同期4人

新入社員

※写真はイメージです(以下同)

 とある人材派遣会社に採用され、人材コーディネーターとして働いていた湊洋輔さん(仮名・20代)。新しい支店の立ち上げメンバーとして、同期4人が配属された。当初はやる気に満ち溢れていたが、約1か月が経った頃、「ブラック企業なのではないか」と疑い始めたという。 「僕たちの仕事内容は、派遣として働く人たちを募集して面接をし、派遣先に案内をする業務のはずでした。ある日、別の支店へヘルプに行ってくれと急に言われたんです。電車で1時間半以上かかる支店へ毎日電車で通いました」  支店での業務は、以前応募してきたが、その後連絡が滞っていた人たちに“掘り起し”の電話をかけることだったそう。  ひたすら電話をかけ続けヘトヘトの毎日だったと湊さんは振り返る。ヘルプ業務は1か月程で終了したが、元の職場に戻ってからも試練は続いた。 「ようやく元の支店に戻ることができ、通常業務をこなしていました」  しかし、湊さんが勤務する派遣会社には少し変わった派遣希望者が多いようで……。いったい、どんな人たちなのか?

支店長のデスク前で退職記念写真

「カップルで面接に来て『一緒に働けなきゃ無理ですー』とか、『趣味は?』と尋ねると『コンパっす!』と答える人などがいました。それでも派遣先を紹介することが仕事なので断ることができません」  このような発言をする人たちの仕事への態度はお察しのとおりだった。根気が感じられず、挙げ句の果てにバックれてしまうことがあるという。そして、湊さんを退職へと追い込んだ、ある事件が勃発する。 「とある携帯会社のお仕事で、真冬の寒い中、海に近いショップで看板を持って立っているという仕事でした。数名の派遣を予定していたのですが、派遣日1週間前に全員と連絡がつかなくなってしまったんです」  困り果ててしまったが、支店長からは「1週間で派遣できる人材を集められなければ、湊さん含め同期4人で働いて来い」と告げられた。湊さんたちは断った。だが、聞き入れてもらえず、「それなら辞めます」と言っても受け入れてもらえなかった。 「1週間が経ち、そのときは同期4人とも辞める覚悟ができていました。みんなで話し合い、支店長のデスクに名札・保険証・書類等を4人分綺麗に並べ、記念写真を撮り、4人笑顔で会社を後にしました。なぜだか、清々しい気分でした」  こうして、湊さんたち同期4人は、3か月という短い人材コーディネーターとしての仕事に幕をおろした。
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「前職の経験を活かしたい」気持ちはわからなくもないが…
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