カーライフ

コロナ禍で中古車相場が急騰? 10万円で売ったセルシオの売値が30万円に

解体業者は「悪」ではない

セルシオ

外装のみならず、内装もとても綺麗だった

 なお、私は解体業者が「悪」とは思っていません。「1台のクルマとして売れる」のか「解体したほうが良い」のかは、需要と供給の問題ですから、仕方がありません。また、クルマの整備には中古パーツが重宝されますが、それは解体業者があってこそ手に入るわけです。ただ、今の相場だと、私が乗っていたセルシオは「解体」よりも「1台のクルマとして売る」ほうが儲かるということになるかもしれません。  だから、私は今の時期までセルシオを持っていればよかったと思ったわけですが、とはいっても、W140に乗りつつセルシオも保管するということは現実的でありませんでした。実際、仮にセルシオを2年間保管したならば、今30万円で売れたとしても、保管料のほうが高くつくでしょう。  そういった意味では、クルマの売りどきは難しいといえるわけですが、もしも4年前、「38万円でセルシオを買った」という私の記事を見て、激安中古車を買った方がいたならば、今こそ売りどきだと思います。
1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう

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