ライフ

『ドラゴン桜』を見た東大生が「理想が高すぎる人は危険」と納得した理由

「シュートを全部決めようとした」から負けた?

体育館 しかし、勝負は中盤からおかしくなり始めます。  桜木先生のシュートが連続で決まり始めたことに動揺したのか、1本のシュートを外してしまった瀬戸くんは、そこからまったくゴールを決めることができなくなってしまいました。  結局、勝負は桜木先生の勝ち。試合後、「負けたのは運が悪かっただけ」とぼやく瀬戸くんでしたが、ギャラリーや瀬戸くんらに向かって伝えた桜木先生の言葉が本当に参考になるのです。    桜木先生は「お前(瀬戸くん)がここぞというときに失敗したのは、シュートを全部決めようとしたからだ」と言ったのでした。

「完璧主義」が心の余裕をなくす

 普通に考えて、「たくさんシュートが入ったほうが勝ち」というルールなら「全部入れてやろう」と思いますよね。でも、これが間違いだというのです。  それは心に余裕がなくなってしまうから。全部入れようと思っていると、成功している前半はいいものの、後半になればなるほど、どんどんプレッシャーがかかってきます。  実際に瀬戸くんは勝負中盤にシュートを外してしまった際、「これ以上はもう外すことができない」と強く意識してしまっていました。
次のページ
「外してもいい」という余裕が勝負には必要
1
2
3
4
5
テキスト アフェリエイト
新Cxenseレコメンドウィジェット
おすすめ記事
おすすめ記事
Cxense媒体横断誘導枠
余白
Pianoアノニマスアンケート