ライフ

『ドラゴン桜』を見た東大生が「不合格組も実は勝者」だと伝えたい理由

東大受験は手段であって、目的ではない

 残念ながら、彼らはこの『ドラゴン桜』という作品の趣旨や根本的なメッセージを誤解していると言わざるえません。  この作品の一番の肝は、「自分の人生を悔いなく生きるために、自分で選択する」というところにあります。  東大受験に挑戦するという経験を通して成長するということが一番重要なテーマなのです。

挑戦をしないことこそ「本当の失敗」

 悲しいことに、世の中には人の挑戦を見て笑う人がいます。  ドラマ本編でも「(落ちこぼれの)お前が東大受けるの? 受かるわけないじゃん!」と笑われるシーンが形を変えて何度もありました。  僕はこれらのシーンは今の世間にはびこっている「挑戦する人への逆風」を可視化したものだと思っています。
次のページ
「東大を目指す人」になるのも実は難しい理由
1
2
3
4
5
6
おすすめ記事