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新型コロナ”変異株”に感染した漫画家が警鐘「軽症でも匂いが完全に消える」

感染拡大が続く新型コロナ「変異株」の脅威

 新型コロナウイルスの新規感染者の数が高止まりを続けている。  さらなる感染拡大への危機感がますます高まる中で、東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、沖縄の6都府県を対象とした緊急事態宣言の延長が決定。茨城、栃木、群馬、静岡、京都、兵庫、福岡の7府県も新たに対象となった。  感染が急激に広まっている要因のひとつとして指摘されているのが「変異株」の存在。漫画家の大沖氏も変異株「N501Y」に感染した1人。N501Yは英国由来の変異株で、従来よりも感染力が強いといわれている。

万全の対策のつもりがまさかの感染

 大沖氏は、新型コロナウイルスに感染した様子と、療養施設で過ごした体験談を漫画にまとめてTwitterに発表。2021年8月18日時点で、5月13日に公開した最初の漫画が5.4万リツイート、10.2万いいねを記録するほどの大きな反響があった。  外出時のマスクの装着やアルコールの除菌、帰宅後の手洗いは欠かさなかったという大沖氏。感染発覚前の外食は、少なくとも2週間以上記憶にないうえ、人と会ったのはエアコン工事の担当者だけだったにもかかわらず、5月7日に「急な寒気に襲われた」という。 「翌日の5月8日には、インフルエンザに似た関節の痛みを感じました。過去の経験からすると、38℃の熱が出てもおかしくない。そう思って体温を計ってみたところ、36.5℃しかなくてもしかしたら……と新型コロナの感染を疑いました」
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PCR検査で陽性が判明、療養生活が開始
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