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業務スーパーの強さは“非常識”にあり。牛乳パックデザートだけじゃない

「業務スーパー」の勢いが止まらない

業務スーパー HP

業務スーパー、公式HPより

「業務スーパー」を手掛ける神戸物産の大躍進が続いています。  現在、株価は右肩上がりで、8月9日には年初来高値(その年最も高い値段)を記録。時価総額はなんと1兆1,500億円を超えています。店舗数も前年から64店舗増加し928店舗と、1000店舗に迫る勢いです。  事実、滋賀出身の筆者も、業務スーパーは同志社大学時代、京都大学大学院時代とよく利用していました。  商品ラインナップを見ると、「冷凍ほうれん草」「揚げなす乱切り」をはじめとした冷凍野菜のほか、「ベルギーワッフル」や、新商品の「モンブランムースケーキ」といった冷凍デザートも好調のようです。  そんな業務スーパー、なんと直近2年間で営業利益が毎年約40億円ずつ拡大する凄まじい成長を遂げています。今期の着地は、約50億円拡大する見通しです。一体、あの緑背景の白字で描かれた「一般のお客様も大歓迎!」の看板の奥に、どんな経営戦略が隠れているのでしょうか。  同社を表すキーワードは「儲かる仲間づくりのプロ」です。

ポスト・タピオカの時代に大躍進

 神戸物産が展開する業務スーパーの名を一躍有名にしたのはコロナ以前のタピオカブームです。当時、業務スーパーで販売されていた冷凍タピオカは、売り切れ店が続出した大人気商品でした。  あれから2年――。 「タピる」も「やりらふぃー」も女子高生の口から聞こえなくなった現在。業務スーパーは一般の消費者に愛される店舗として成長を続けていました。  その理由は大きく3つ。 1.独自商品の開発力 2.FC展開による高利益率 3.製造と小売を一貫するSPA  順に説明していきましょう。 業務スーパー ビジネスモデル
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牛乳パックデザートに代表されるPB商品
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経済アナリスト/一般社団法人 日本金融経済研究所・代表理事。(株)フィスコのシニアアナリストとして日本株の個別銘柄を各メディアで執筆。また、ベンチャー企業の(株)日本クラウドキャピタルでベンチャー業界のアナリスト業務を担う。著書『5万円からでも始められる 黒字転換2倍株で勝つ投資術』Twitter@marikomabuchi

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