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ついに始まったミッドナイトボート。その見どころと楽しみ方を解説

多様化する生活リズムに対応したミッドナイトレース

下関ボート

ボートレース界初となるミッドナイトレースはボートレース下関で行われた。写真は昼開催時のボートレース下関

 ファンや一般の方の意見に「レースをやる時間が増えてハマる時間が増えてしまうのではないか」という心配をする方も見受けられる。  だが、結局これに関しては、これまで日中や夜に忙しかった人がムリヤリ打っていた時間が落ち着いて打てる時間に変わったレースが誕生して、むしろ落ち着いて打てるようになった人もいることを考えればプラスもマイナスもある。  日本の生活状況は昔のような9時5時で動いている人だけではなく、夜勤やシフトで働く人々もいて、24時間動いている。そういった人々にとってボートレースを楽しみやすい時間の可能性が広がったと考えれば、むしろ良いことだと思いたい。

公営競技は基本を守れば安い趣味

 無理せず自分の参加しやすい時間にレースが行われる選択肢として増えたミッドナイト開催。そう考えてもらいたい。とあるファンの言葉だが「月2回ゴルフに行くよりも、毎日公営競技を1日5000円の予算で打ち回しているほうが、(回収率が平均の75%だとしても)トータルの出費は少ない安い趣味だろう」という言葉を伝えたい。  基本のリテラシーさえあれば、実に優良な趣味となるだろう。お金がなければ観戦するだけでもいい。ぜひ、楽しみのひとつとして、ミッドナイトボートが広がってほしいところだ。 文/佐藤永記 写真/SPA!編集部
公営競技ライター・Youtuber。近鉄ファンとして全国の遠征観戦費用を稼ぐため、全ての公営競技から勝負レースを絞り込むギャンブラーになる。近鉄球団消滅後、シグナルRightの名前で2010年、全公営競技を解説する生主として話題となり、現在もツイキャスやYoutubeなどで配信活動を継続中。競輪情報サイト「競輪展開予想シート」運営。また、ギャンブラーの視点でプロ野球を数で分析するのが趣味。
Twitter:@signalright
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