美蘭田さんは、お客さんがシャンパンなどのお酒を入れてくれたとき、感謝を意味して「きゅんです」と言っていたそう。美蘭田さんいわく、反対に“お酒を入れてくれなかったとき”には、「ぴえん」を使うことも。デキるキャバ嬢は、然るべき場面でギャル語をうまく使いながら接客を盛り上げているようだ。 　ほかにも水商売ならではの使い方をされる言葉に「ていねいな暮らし」がある。 　それは元来、料理や家事にいつもより時間をかけ、ゆったり落ち着いた日々を過ごそうといった暮らしのスローガンのようなものだ。5〜6年前ぐらいからインターネット上でもブームになった言葉だが、ギャルのあいだでは本来のニュアンスとは少し異なる意味で使われることもあるという。 　キャバ嬢のゆめぴりかさん（Twitter：@ymd_yktn）は、飲みの席で目が合うと「見たらグイッ」。これによりお酒がすすむと言うが、当然、飲みすぎて二日酔いになる。そして、次の日には、「ていねいな暮らし」というハッシュタグ付きで写真をインスタに投稿することも。その投稿写真で手に持っているのはノンアルコールビールだ。 　さて、このときの「ていねいな暮らし」とはどんな暮らしぶりを表しているだろうか。