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東大生が感動した「読みやすいのに“効率的な勉強の方法”が身につく本」ベスト3

○『学びを結果に変えるアウトプット大全』

樺沢紫苑著(サンクチュアリ出版)
学びを結果に変えるアウトプット大全

『学びを結果に変えるアウトプット大全』

 僕は、これまでにさまざまな生徒を見てきました。その中で「熱心に勉強しているわりに成績の伸びが悪い生徒」にはある共通点があることに気づきました。それは、「勉強=インプット」と思い込んでいる生徒です。 「インプット」とは、「情報を見聞きして脳内に取り入れること」を指します。たしかに「新しいことを学ぶ」というならインプットだけしていた方が勉強になる気がしてきますね。  しかし、実際はそうではありません。むしろインプット一辺倒になってしまう勉強は大変効率が悪い。僕の実感としてですが、アウトプットができるようになったときになって、初めて「伸びる」のです。

インプットだけでは成績は伸びない

 僕も受験生時代に伸びなかった頃はインプットばかりしていました。これが、「自分で自分に講義形式で説明のひとりごとを言う」というアウトプットを始めた途端に、どんどん成績が伸びていきました。 「説明」というアウトプット作業を通して、自分が理解しきれていないところや、覚えていないところが浮き彫りになりましたし、何よりこの作業自体が復習になったからです。  この『アウトプット大全』には、「話す」「書く」を中心として、80個ものアウトプットの方法が掲載されています。 「学びを結果に変える」ためにはどのようなアウトプットを行えばいいのかが、その理屈とともに分かりやすく説明されているので、「アウトプットってナニ?」という人でも、すぐにチャレンジできるようになっています。  学生はもちろん、ビジネスパーソンの方々まで、「努力しているのに伸びない」人ほどオススメの一冊です。
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「勉強の型」は仕事にも応用がきく
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1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa

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