カーライフ

燃費が悪いクルマは損って本当? 車両価格と合わせて徹底試算した結果

東京ー大阪間をクルマ移動すると…

C220d

筆者が借りた時点では、最新型だったディーゼルのCクラスワゴン。C220d

 腕時計投資家の斉藤由貴生です。  腕時計とクルマが好きな私は、現在、メルセデス・ベンツのW140型Sクラスに乗っています。その燃費は東京都内が5.5km/L、高速が7km/L程度といった程度。私は、ドケチを自称しているのですが、そうであるにも関わらず、こんなに燃費が悪いクルマに乗っているわけです。  ずいぶん矛盾するかのような行動ですが、実は、ケチの観点では「燃費が良い」ということは、必ずしもお得とはいえない側面があります(もちろん、燃費以外の点でもW140にお金がかかることに違いはありませんが)。ということで、今回は「燃費が良いは、お得なのか」ということについて考えてみたいと思います。  実は私、近頃往復1000kmほど移動する予定があって、その際「電車で行くか、クルマで行くか」を迷った結果、それぞれにかかる費用を計算してみたのです。私は東京在住なのですが、今回の行き先は大阪。燃費が悪いW140で行くと、高速代と燃料代を合わせると4万5千円程かかるという計算になりました。それに対して、新幹線を利用すると、指定席で3万2000円程度。ちなみに、東京大阪間のグリーン車の往復料金は、定価4万4000円という結果でした。

燃費の良い車なら1万5000円圧縮

 つまり、W140で東京大阪を往復すると、グリーン車を利用したのと同じぐらいかかるということになるわけです。ちなみに、グリーン車も、スマートEXアプリで3日前に予約すれば、指定席並みの料金で乗れることができるため、W140での東京大阪往復は、かなり高いということになります。  ここで私は、8月頃に、約1ヶ月にわたって借りていた代車の燃費の良さを思い出します。そのクルマは、メルセデス・ベンツのC220dだったのですが、燃費が良いということに加え、燃料が軽油と安価。そのため、長距離の燃料代は、プリウスや燃費の良い軽自動車並であるのです。  そうして、私が使っていた際のC220d燃費、13km/Lで計算したところ、東京大阪往復の料金が1万5000円減という結果になりました。  ですから、この時私は、「燃費が良いクルマは良いなぁ」と率直に思ったのです。  前から年間1万km程度ぐらいの走行であれば、燃費は気にする必要がない、と思っていました。けれども、体感的には、『長距離移動で1.5万円の差が出る』ということは、「かなり大きい」と感じてしまったのです。

年1万km走行すると「意外と差がない」印象に

 そこで、年1万km走行するとして、C220dとW140との燃料差がどの程度になるのか、算出してみました。W140は、冒頭でもお伝えしたとおり、都内下道を走ると燃費が5.5km/L、なおかつハイオクです。それに対して、C220dは都内下道でも9km程度は走り、燃料は軽油。ただ、私は常に都内下道を走っているわけではないため、両者の平均値として、C220dは13km/L、W140は7km/Lとしました。  すると、年1万km走行した場合の差は、W140が15万円高いという結果。1000kmの10倍だから当たり前といえば、当たり前ですが。  しかし、この結果を見た私は「意外と差がない」と思いました。  年15万円という差は、クルマの維持費としては、誤差ともいえる範囲。この年間15万円という燃料代を浮かしたいと思って、クルマを買い換えるのであれば、そのほうが高くつくと思ったのです。
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燃費が良い新車と悪い中古車、どっちが得?
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