仕事

「運が良かっただけ」を口癖にすれば尊敬される。大企業重役の意外な出世術

人に気を遣っても遣わなくても自分の好感度は変わらない

(58才・東京・会社員) 男性 ビジネス 私、若いころは他人になるべく嫌われないようにしてたんです。特に職場の人間関係には気を遣ってて、上司から飲み会やゴルフに誘われたら必ず出席してましたし、同僚に休日出勤をお願いされてもまず断ることなどありませんでした。  付き合いの悪いヤツだとか、使えないヤツだとか、レッテルを貼られちゃタマりませんからね。  それがガラッと変わったのは、40を過ぎたあたりからですかね。子供が不登校になったりと家庭がゴタゴタしだして、ゴルフだの休日出勤だの言ってる場合じゃなくなったんですよ。  もちろん最初の方は会社のことが気になりましたが、そのうちだんだんどうでもよくなってきちゃったんですね。別に同僚や上司に嫌われてもいいやって

結局はその人のキャラクターが一番大事

 で、それから何年かしてふと気づいたことがあったんです。嫌われないよう気を遣って生きていたころと、嫌われてもいいと思い始めてからを比べても、自分の好感度ってほとんど変わってないんですよ、体感的には。  だから結局、人に好かれるとか嫌われるってのは、その人のキャラクターが一番大事なわけで、その他のこまごまとした気遣いなんかに影響を受けることはないんです。この事実を若いときに知ってたらずいぶん気持ちもラクだったろうになって思います。
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有力者に気に入られるにはその人をその地位に上げた「仕事」を知れ(52才・東京・会社員)
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他人が幸せに見えたら深夜の松屋で牛丼を食え
立ち飲み屋や大衆酒場に足を運び、そこで出会ったオッサンたちに尋ねてみる。 「長年生きてみて知り得た人生の教訓とは?」 アルコールが入ってるからこそ聞けた本音。中には愚痴や後悔のようなものも少なくない。が、ひとつ確実に言えるのは、酸いも甘いも噛み分けてきたオッサンたちの言葉には、とてつもなくリアルな説得力があるという事実だ。市井のオッサンたち200人が心の底から語る人生の教え。一見、何の役に立ちそうもない言葉に、あなたは目からウロコを落とすかもしれない――。
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