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“まん防”適用も温度差あり。深夜営業を続ける居酒屋、経費で落ちなくなる銀座のクラブは休業

―[今週の顔]―

全国の感染者は1週間で倍増

今週の顔ニュース「まん防」適用

まん防適用を受け、各自治体は感染防止徹底点検済証の交付を受けた店には21時までの時短営業(酒類提供は20時まで)、非認証店には酒類提供なしで20時までの時短営業を要請 写真/産経新聞社(写真はイメージで取材先とは関係ありません)

 3度目の正直となるか? 16都県にまん延防止等重点措置が適用された翌1月22日、東京の新規感染者数が1万人を突破した。全国の感染者は1週間で倍増。このままだと10万人超えもありそうだが……国民に切迫感は感じられない。  小池都知事が外出自粛を求めるなか、コロナ分科会の尾身茂会長が「ステイホームは必要ない」と言えば、自粛ムードも形なし。実際、まん防後も多くの店が深夜営業を続けている。 「人通りはガクッと減りましたが、もう自粛は嫌という人が多いのか、21時すぎから満席になる」と話すのは中央線沿線の焼き鳥店の店長。重症化率の低さを理由に営業を続ける店もあった。 「オミクロンじゃ、そうそう死なないじゃないですか? だから、飲みたい人が減らないんじゃないかと。昨年の自粛中は闇営業店に根こそぎ客を持っていかれたので、今回は悪目立ちしない範囲で深夜営業を続けます」(同・立ち飲み居酒屋オーナー)

地域で温度差も

 銀座のクラブママは「経費が落ちなくなるお客さんが多いので、まん防中は休業よ」と話すように地域で温度差はありそうだが、人流は前回ほど減ってなさそう。おのずと経済的ダメージも限定的と予想される。経済エコノミストが話す。 「緊急事態宣言中だった昨年9月は8000億円ほど個人消費が下振れしましたが、今回のまん防エリアと期間を考えると、下押し効果は2000億円程度。自粛ムードが弱まっているので、もっと小さくなる可能性もある」
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緊急事態宣言に移行したら…
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