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間違いだらけのExcel使用法。セル結合は使わないほうがいい

年号表記にも注意が必要

 以上の5ポイントを守るだけでもぐっと神Excelは減るのだが、さらに注意しておきたい2テクニックも紹介する。まずは年号表記について。  和暦で入力しなければならないこともあるが、データを活用するプログラムが認識できないことがある。数字が少ない平成よりも令和の方が古いと判断してしまう可能性があるのだ。どうしても和暦を入力するとしても、西暦の列も用意しておき、外部プログラムでソートする際などは西暦列を使えばいい。

暦年を入力する際は西暦を利用すると事故を防げる

 どうしても注釈を入れなければならないときは、注釈列を追加して対応しよう。数値を入力する際に、注釈も書いてしまうと、そのセルは文字列として扱われ、集計に含まれなくなってしまうのだ。そのため、注釈が必要なデータごとに注釈列を用意すればいい。  ほとんど注釈がないのであれば、表の下部に書く手もあるが、見逃されないように工夫が必要だ。

注釈を入れるなら注釈列を用意する

 以上が神Excelを生み出さず、データを利活用できるExcelファイルを作るテクニックとなる。自己流でExcelを使い続けて恥ずかしい目にあったり人に迷惑をかける前に、今回紹介した基本中の基本は覚えておいて欲しい。 文/柳谷智宣
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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