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渋滞の首都高でエンジンが停止…中古ベンツオーナーが苦労したこと

W140に乗るのに苦労したこと

メルセデス・ベンツ W140

メルセデス・ベンツ W140

 クルマ好きの腕時計投資家、斉藤由貴生です。私は、メルセデス・ベンツのW140型Sクラスに乗っているのですが、購入してから早くも3年もの月日が流れました。 「3年」といえば、新車で買った人が、最初の車検を経験する時期。かつて、W140のような“高級外車”を新車で買うような方々の多くは、おそらく「買い替え」を検討する時期だったといえます。  実際、私の家族も1990年代後半にメルセデス・ベンツを所有していたのですが、当時の営業から、「3年で買い替えたほうが結果的にお得です」と言われていました。その理由は、 ・メルセデス・ベンツは3年を過ぎたぐらいによく壊れる ・メルセデス・ケア(保証期間)は3年まで ゆえに⇒査定額やメルセデス・ケア後の修理代を考えると、3年で乗り換えたほうが結果的にお得  今では、保証は有償で3年より長く延長できるようですが、W140が現行だった90年代後半には、3年が最長のようでした。

新車と比べた中古車の故障リスクとは

 よく、ネット掲示板では、「新車で買うよりも、中古のほうが故障リスクが高い」といわれていますが、W140の時代については、新車で買ったとしても、3年後からは故障リスクが高いとされていたのです。  ちなみに、私が免許をとった2004年時点で、すでにW140は「よく壊れるから、中古車価格が安くても買うのは要注意」といわれていました。当時、W140は、最も古い初期型が13年落ち、最終型が6年落ちという状態でしたが、それでも「壊れる」といわれていたわけです。  そうなると、最終型ですら24年落ちとなっている2022年の今、W140に乗るというのは、ずいぶんリスクが高いと思われても仕方がありません。  維持費がいくらかかるのか、もはや普段遣いすることは不可能ではないか、などといった意見もあるでしょう。ということで、この3年、W140を自腹で実際に所有した私が、W140に乗るのに苦労したことをお伝えしたいと思います。
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苦労したことはない、という結論に
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1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう


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