カーライフ

渋滞の首都高でエンジンが停止…中古ベンツオーナーが苦労したこと

結局、何が問題だったのか?

 結局、一度エンジンが停止してしまったW140で、無事私の自宅までたどり着くことができ、私はレッカーを自宅で待つことができました。  そして、主治医のもとに運ばれていったW140。私はどうなることかと思ったのですが、結局、優秀な主治医のおかげですべての問題が1週間以内で解決してしまいます。  まず、エアコンパネルが動かなくなったのは、エンジン近くにある排気センサー的な配線が不良になっていたからでした。  その部品は生産終了のため、主治医が配線を修理し完治。これで無事エアコン操作不能問題は解決。  次に、首都高でのエンジン停止ですが、これはバッテリーの異常でした。端子が抜けかかっていたようで、過充電が発生。ややバッテリーは膨張していたものの、まだ使えるということで、端子を締め直し、解決。  バッテリーなんて普段触らないのですが、なぜこういったことが起こったかというと、憶測ではありますが、ぶつけられたバンパーの再塗装で長期間保管されていた際、バッテリー上がりを防ぐために端子を抜いて、締め忘れた、もしくは締めが甘かった、ということが考えられます。

いい主治医を見つけられるかがカギ

 結局、大問題だと思われた故障は、中古ブロアモーター代(かなり新しいモノ)、及びその他配線修理代の合計で、約17万円で完治。  もはや、新品のブロアモーター程度の修理代で、困難と思われたすべての問題が解決してしまったのです。  ということで、私はストレス無くW140に乗ることができているわけですが、それはいい主治医を見つけることができたからだといえます。  これまで、国産車を中心に乗り換えていた私は、整備士との関わりは薄く、整備も基本的にディーラーにお願いするという方針でした。  けれども、W140に乗ってからは、クルマと付き合う上で、「主治医がいかに大切か」ということを感じています。むしろ、いい主治医さえ見つけることができたなら、巷で「あれは厄介だからやめておけ」などと言われている車種にストレス無く乗ることができてしまうことだと思っています。 <文/斉藤由貴生>
1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう

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