カーライフ

渋滞の首都高でエンジンが停止…中古ベンツオーナーが苦労したこと

もっとも困難だった「エアコン」の故障

 エアコンといっても、様々な部品があるのですが、私のW140は、購入当初からブロアモーターが寿命手前といった様子でした。  ブロアモーターは駄目になってくると、鳥のさえずりのような音がなるようになり、その音が大きくなると、車内の吹き出し口付近から聞こえてきます。  買った当初から、音がしている状態だったのですが、主治医としている整備工場の方が、油を塗って音を解決してくれたため、2年近くはその状態で何ら問題なかったのです。  しかし、油を塗ってから2年以上が経過した頃、ブロアモーターはまったく動かなくなってしまい、ついに寿命を迎えてしまいます。  そこで私は、ブロアモーターを交換するわけですが、そこからが「困難」の始まりでした。

交換すればOK…ではなかった

 W140のブロアモーターは、3万円程度といった価格なのですが、それは基本的に左ハンドル車用。私のクルマは、右ハンドルなのですが、なぜか右用となると、その価格が一気に16万円ほどに跳ね上がったのです。  そこで私は、なんとか中古を探すことにし、見つけて交換。  しかし、ブロアモーターを交換するや否や、今度はエアコンの設定がまったくできない状態に陥ってしまったのです。  私のW140には、いわゆる『マルチ』と呼ばれる液晶画面がついており、エアコンもマルチを使って操作します。  このマルチが壊れると、エアコンを操作することができないということは、W140に詳しい人の間で有名ですが、私の場合、エアコン以外の機能は使えるのに、エアコンだけが操作不能という状態に陥りました。  エアコン設定画面にはたどり着けるものの、どう操作しても、「RESIDUAL HEAT」という状態から変わらず、エアコンの風がまったく出てこないのです。
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整備のプロもうならせた「RESIDUAL HEAT」
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1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう


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