カーライフ

渋滞の首都高でエンジンが停止…中古ベンツオーナーが苦労したこと

整備のプロもうならせた「RESIDUAL HEAT」

RESIDUAL HEAT

「RESIDUAL HEAT」と表記されたエアコン画面。全く操作することができなくなった

 困り果てた私は、この世代のメルセデス・ベンツを得意とする正規ディーラーに持って行きました。(主治医は、内装部品をあまりバラしたくないと言っていたので、ディーラー優先に入庫希望)    そこは、かつて私がW140を預けた際に、バンパーをぶつけてしまったディーラーで、あまり行きたくないと思っていたのですが、背に腹は変えられず。そこでは、丁寧に、W140に詳しい整備士が複数人で、原因を探っていただいたのですが、結局、原因は不明でした。もちろん、コンピューター診断をかけてもなにも出てきません。  結局「RESIDUAL HEAT」という表記も謎のまま。ネットで調べても全く出てきません。一応、これではないかというあたりはついたものの、確定することはできませんでした。  次に、もう1つ、この世代に詳しいといわれている芝浦のディーラーに電話をしました。  ここでは、電話口の担当の方が「RESIDUAL HEAT」と聞いただけで、「それはRESTです」と即答(RESTは、ベンツオーナーの間では知名度ある機能)。また、そのような状態になると、色々分解する必要があるということで、分解費用だけで5万円程度かかるかもしれないと言われます。  明快な回答だったため、私は入庫を希望したのですが、なんとコロナの影響によって、時短営業をしているため、入庫できるのは2ヶ月先とのことでした。

渋滞の首都高でエンジンに異変!

 そして、ディーラーの帰り道、異常なほど道が混んでおり、私は熱くなったW140と渋滞の首都高を進みます。  そうしているうちに、W140の様子が急に変化。「変だ」と思ったのもつかの間、急にエンジンが停止してしまいました。  ここで私は、初の不動状態によるレッカーになると思ったのですが、渋滞の首都高のさなかで、ずっとレッカーを待ち続けたくはありません。  そこで、車内で主治医に電話をし、動かしても良いかと確認。エンジン再始動を試すと、W140は再び息を吹き返し、そのまま動くようになりました。  その時点で、レッカー出動をするということになったのですが、首都高では止まっていたくないため、なんとか出口までW140がもてば良いと走らせていました。  無事、不安定な状態のW140で首都高出口を出ることができたのですが、その後も走れる状態が続いていたため、主治医に確認し、可能なら自宅まで走らせるということになりました。
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結局、何が問題だったのか?
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1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう


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