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中央線の終点駅・高尾の実際の住み心地。都心ワンルームと同家賃で一戸建てに

のどかでしずか きれいな空気に澄んだ空

 そしてなにより、都内であるにも関わらず高尾山の麓なので空気がきれいというのも魅力の1つ。しずかな街と澄んだ空気によって、夜に空を見上げると都内ではめったにお目にかかれない星空が広がっている。公園も広く、子供と遊ぶにも困らない。そんな好条件の環境のため、最近はコロナによってリモートワークも増加した影響により、高尾には住む人が増え始めているという。 「去年くらいから退去者よりも入居者が増えてきています。完全リモートワークになった方や週1、2回しか出勤がないのならば、通勤しやすくて快適な街に住みたいという需要に高尾が完全にマッチしているということでしょう。また、都内に住んでいた方も同じ都内になるので抵抗がないというのもありますね」(八王子の不動産社員)

都内ワンルームとほぼ同価格で一軒家に住める!

 なにより人気が上昇しているとはいえ23区内よりも家賃は安い。引越し前にワンルームで住んでいた23区内とほぼ変わらぬ家賃で、今筆者は一軒家を借りている状況だ。そこで一人暮らしをしているが、別居している妻と子供たちが週末泊まりに来る形で生活している。普段は23区内で過ごす家族が週末に集まり、おだやかな環境で過ごせるセカンドハウスとして非常に過ごしやすい。  もし現在、引越し先を都内で考えている人がいたら、遠いと思われている高尾を始めとした、都心からの終点駅も選択肢に入れてみてはいかがだろうか。中途半端に距離だけで選んで座れない満員電車で通勤するよりも、少し遠いが座れる電車で通勤する方が、気持ち的にはラクなのかもしれない。 取材・文/佐藤永記
公営競技ライター・Youtuber。近鉄ファンとして全国の遠征観戦費用を稼ぐため、全ての公営競技から勝負レースを絞り込むギャンブラーになる。近鉄球団消滅後、シグナルRightの名前で2010年、全公営競技を解説する生主として話題となり、現在もツイキャスやYoutubeなどで配信活動を継続中。競輪情報サイト「競輪展開予想シート」運営。また、ギャンブラーの視点でプロ野球を数で分析するのが趣味。
Twitter:@signalright
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