900万馬券が飛び出した名古屋競馬最終日。超高配当狙いの外枠馬券作戦の成果は?
幼少期より父に連れられ通った名古屋競馬場が4月8日に弥富市へ移転。筆者は、閉場となる名古屋競馬場の開催最終日に、朝の1レースから参戦しました。目的は、前回ご紹介した亡き父が愛した、全レースでの「枠連7-7、7-8、8-8買い」、通称「外枠作戦」を試しつつ、最期の名古屋競馬場での模様を、現地最終日の思い出とともに振り返りましょう。
1R「金シャチけいばは続くよ!」は800mの競走。7枠7番に1番人気タレンティドワンが入っていたため、あとは8枠のどちらかが来れば、という一戦です。ゲートが開くとその7番が押して先頭へ。外から8番、9番もともに内に切れ込みながら先行すると、そのまま7→8→9の順でゴールへと流れ込みました。枠連では7-8で的中です。しかし配当は380円。
3連複ならば1490円、3連単では5050円の好配当だったため「枠連にしなければ大勝ちだった」という思いもふと頭をよぎりましたが、まぁ、外枠作戦の優秀さが証明されたと思い直し、次のレースへ。
2R「ありがとう!美味しい名古屋めし」は人気通りの内枠決着でハズレ。続く3R「明日からここはサンアール名古屋」は1番人気の内寄り枠3番パープルレインが勝利し、こちらも不的中に終わったのですが、注目すべきは2、3着馬でした。
2着した7枠8番マイネルシエルは単勝オッズ204.9倍の9番人気、3着の8枠10番ワイズセレクションは単勝オッズ162.3倍の8番人気。つまり、7枠8枠の超人気薄が馬券に絡んでいるのです。
「やはり外枠の馬は走りやすい!」そう確信して臨んだ4R「シャトルバスで弥富へGO」は、歴史に残る一戦となりました。
5番人気の8枠9番スエヒロドラが外から抜け出したところを、4枠4番のデルマタスケと7枠8番のカルチョが急襲。前者が単勝オッズ128.7倍の8番人気、後者が単勝オッズ230.2倍の9番人気という超人気薄だったため、9-4-8で3連単の配当は976万8430円となりました。
これは、2021年1月4日に記録された従来の記録789万1870円を大幅に上回る、名古屋競馬史上最高配当でした。ちなみに的中票数は1票。73年の歴史に幕を降ろすその最終日に、史上最高配当が飛び出す。それも7枠と8枠の人気薄で! 競馬の神様は粋なことをしてくれます。この後、きっと外枠作戦が炸裂して、驚愕な払い戻しを手にできるに違いない!
1Rから外枠決着で幸先良く……というわけには
歴代最高配当「3連単9-4-8 976万円」にあと一歩!?
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馬券攻略誌『競馬王』の元編集長。現在はフリーの編集者・ライターとして「競馬を一生楽しむ」ためのコンテンツ作りに勤しんでいる。
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Twitter:@shitaM_kbo
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