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ゴルフのショットが安定しない人は“両ヒジの高さ”をチェック!/三觜喜一

 教える側の経験則や主観で語られてきた既存の指導法とは一線を画す論理的なレッスンで、YouTubeチャンネル登録者数39万人とゴルファーから絶大な人気を誇るティーチングプロの三觜喜一氏。「自身の集大成」と位置付けるゴルフレッスン本『誰も知らなかったゴルフの教科書』が発売された。そんな彼が『週刊SPA!』で1年半に渡って繰り広げてきた“誌上レッスン”をここに公開!
三觜喜一氏

三觜喜一氏(日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級)

Lesson40 最適な高さに両ヒジを置けば ミスショットは激減する!?

 さて、前々回から両腕のデザインの基礎として“肩甲骨を嵌める”動作について解説してきました。肩甲骨を最適な位置にセットすることで体と腕が連動し、力を余すことなくクラブに伝えられるようになります。また、シャフトのしなりも最大限に生かせるようになるため、飛距離アップに繫がるのです。 【前回を参照】⇒Lesson39 【前々回を参照】⇒Lesson38  肩甲骨を嵌めて体と腕を連動させたなら、次は両ヒジの位置を考えていきましょう。結論から言うと、アドレスでは両ヒジの高さが揃っている状態が理想的です。 誰も知らなかったゴルフの真実 左ヒジ、右ヒジのどちらかが高い状態で構えているゴルファーは多いですが、これでは狙った方向へ球を飛ばせません。その理由は、アドレスでのフェースの向きと、インパクトでのフェースの向きにズレが生じてしまうからです。

どちらかのヒジが高いと打ち出す方向がブレる!

 仮に左ヒジのほうが高い状態で構え、クラブのフェースをボールに対してスクエアに構えたとします。しかし、インパクトで両ヒジの高さがフラットになったときには、左ヒジが上がっていたぶんフェースが閉じてしまうのです。逆に、右ヒジが上がってアドレスしていた人は、インパクトではフェースが開いてしまいます。これでは引っかけやチーピンといったミスが出るのは当然ですよね。  両ヒジの高さがフラットになっているかチェックしたいときは、まずアドレスの姿勢を取り、そのまま腕を顔の前に上げてみてください。ここでどちらか一方のヒジが上がっていたら、ヒジの高さがフラットになるよう調整。その位置を変えないまま、腕を下ろして構えるのです。  アドレスしたとおりにボールを捉え、目標へ飛ばすためには、両ヒジの高さを揃えることが大前提。次回も「両腕のデザイン」について深く掘り下げていきます! 【Lesson40 結論】 アドレスで両ヒジの高さを揃えるとフェースのズレがなくなる 構成/舟山俊之
みつはしよしかず●’74年、神奈川県生まれ。日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級。ジュニア育成、ツアープロコーチとしても活躍。YouTubeの「三觜喜一MITSUHASHI TV」は登録者数41万人超

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【過去記事を参照 Lesson 1~41、82~】⇒日刊SPA!
【過去記事を参照 Lesson 42~81】⇒bizSPA!
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