更新日:2022年05月07日 18:44
エンタメ

へずまりゅうが目指す“反迷惑系YouTuber”像「夫婦のチャンネルを作りたい」

 元迷惑系YouTuberのへずまりゅう(30)。2020年、愛知県岡崎市のスーパーで会計前の魚の切り身などを食べたり、大阪アメリカ村の衣料品店で購入したTシャツを「偽物でしょ」と店員に言いがかりをつけたりするなどして、窃盗や威力業務妨害などの罪に問われていた。判決は懲役1年6ヶ月、保護観察付きの執行猶予4年が確定。    現在はYouTubeのアカウントを作成してもすぐに削除(BAN)されてしまい、安定した収入源を作ることができない状態だった。多額の借金も抱えていたという。
へずまりゅう

へずまりゅう氏と婚約相手の社不さん

 そんななか、今年2月に約1か月のホストクラブ勤務で1360万円の売り上げを叩き出し、そのうち800万円も貢献した女性と婚約発表。今後は、どのように収入を得ていくつもりなのか。じつは、社会貢献活動で“反迷惑系YouTuber”を目指し、夫婦でチャンネルを立ち上げる構想もあるとか……。 【前回記事】⇒へずまりゅう&婚約相手を直撃。交際期間2ヶ月で「いきなりプロポーズしました」

元カノの親の借金を肩代わり「YouTubeで一攫千金を狙った」

Youtube

※写真はイメージです

——へずまさんは過激な迷惑行為をYouTubeに載せて収入を得ていたと思いますが、なぜそこまでしていたのでしょう。 へずまりゅう(以下へずま):もともとは借金を返済するためですね。前に付き合っていた彼女のお母さんの借金を肩代わりしました。元カノは糖尿病で、親も糖尿病だったので遺伝だと思います。食事中によくトイレに行ってインシュリンを打っていました。  糖尿病の合併症で白内障も患い、体の自由がきかなくなって。僕は彼女の最後を看取りました。享年28歳でした。ただ、自分は仕事を辞めていて、その後は何をしてもうまくいかなくなりました。取り立ての人に家に来られたりして、どうしようもなくなって、YouTubeで一攫千金を狙いました。 ——借金は連帯保証人になったということですか? へずま:そうですね。サインをしてしまって、取り消せないかとか、訴えられないかとも考えたのですが無理でした。よく考えたら、昔、じいちゃんやばあちゃんや親に、「借金の連帯保証人だけにはなっちゃいかん」と言われていたのを思い出しました。どんなことになるか理解せずにハンコを押してしまって。

借金でクビがまわらず「仕方なく過激な動画を出していた」

——借金の原因は何だったのですか? へずま:向こうの父親の事業が失敗したんです。それで父親は蒸発してしまった。借金を背負ったばかりの頃は少しでも返済しなきゃいけないと思って。消費者金融で借りたお金を充てていたのですが、結局は満額に達してしまいました。 ——YouTubeで借金は返せたのですか? へずま:無理でした。途中で迷惑行為の示談金で300万円かかったりして。結局、借金が減るどころか、最後は1500万円くらいに膨れ上がっていて。かなり追い込まれて、当時は別の容疑で執行猶予中だったのですが、過激な動画で視聴者数を伸ばさないと借金が返せないので、仕方なくやっていました。  普通、執行猶予中に捕まりそうなことはしないですよね? でも、生きるか死ぬかの世界です。最初はチャンネル登録者数も5000人ぐらいしかいなくて。月の収益が1000円とか2000円だった。  ただ、なんとか収益化していたので、あとは再生数さえ取れればお金が稼げると思ったんです。当時は何人かでYouTubeをやっていたのですが、自分1人だけ「ちょっと東京行って稼いでくるわ!」みたいな感じで交通費だけ握りしめて上京しました。 ——1500万円というと、毎月10万円ぐらい返済に回しても10年以上はかかりますよね。 へずま:そうですね。時間を無駄にしたくなかったので、何がいちばん稼げるのかを常に考えてました。
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全盛期は月250万円の収入
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’92年神奈川県鎌倉市出身。ライター業、イベント企画、映像編集で生計を立てています。レビュー、取材、インタビュー記事などを執筆。Twitter:@yamazaki_naoya

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