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女流パチプロが歩んできたパチンコ常勝の軌跡。「女性だから勝ちやすい時代もありました」

レディースデイが熱かった時代

 パチンコ業界は2011年に広告宣伝が規制され、「◯がつく日が熱い!」といった、わかりやすい広告が打てなくなった。しかしそれ以前は、各パチンコ店がさまざまなイベントを行なっており、一部店舗では女性しか打てないコーナーを設ける「レディースデイ」があったそうだ。 「パチンコ店のイベントが規制される前は『レディースデイ』をやっている店がありました。その日だけ『女性専用コーナー』ができて、そこの台がとにかく甘かったんです。例えば『今日は冬ソナ全台が女性専用』みたいな感じで、女性が好きそうな台が女性専用となるんですが、もう明らかにほかの台よりも優秀な台が並んでいまして……。レディースデイをやっている店を探して、そこを目指して行ったこともありました。 でも、自分以外でレディースデイを狙っていたパチプロは見たことなかったです。女性のプロが少ないからこそ、甘く扱えていたのもあると思います

「男性だったら出禁です」と言われたことも

 続けてちょびさんは、「パチンコ店ではレディースデイ以外にも、“女性だから得をしたこと”があった」と語った。 「女性限定イベントはなくなりましたが、今でも私が女性だから得をしたことはありました。例えばパチンコで巧い打ち方をして玉を増やしたとしたら、最近はすぐに裏のデータでわかるじゃないですか。技術介入をしながら打っていると、たまに厳しいお店だと注意されることがありますが、女性の私には丁寧な口調で注意してくれたりします。 つい最近もパチンコを打っていた時、店員さんに声をかけられ、『止め打ちしていますよね。男性だったら即出禁ですよ』と言われました。その言葉が嘘か本当かわかりませんが、本当なら『女性だから出禁を見逃してもらった』ってことですよね(笑)」
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パチンコだけで子供2人を育てた女性パチプロとの出会い
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