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走行距離18万kmの中古クラウン「4年前の買値より高く売れた」理由

購入当初から「高く売れる可能性が高い」

 こんな夢のような話をどうやって実現させるのかというと、やはりそのスタートラインは、「買う時にある」といえます。  私は4年前、クラウンエステートのアスリートVを保証付き認定中古車、総額50万円で買うということを実現させたわけですが、そのときすでに「将来的に買った値段と同額か、それよりも高く売れる」という可能性が高いと思っていました。  そして今回、違うクルマを買うために、クラウンエステートを売却したわけですが、見事に55万円で売れたわけで、4年前の思惑通りになったといえます。  さらにすごいのは、個人売買など、特定のテクニックが必要な方法で売ったわけではなく、普通の買取店に買い取ってもらった金額が55万円という点です。  つまり私は、普通にディーラーの中古車を買って、買取店に買い取ってもらうという、一般的な行動をとって、4年4万kmも乗って買った値段プラス5万円で売却する、ということを実現させてしまったのです。

中古車の醍醐味

 以上、自分でもびっくりなクラウンエステートの事例をお伝えしたわけですが、こういった楽しみができるのが中古車の醍醐味だと思います。  中古車は、まるで生物のようであるわけで、買うときの目利き力や知識が試される舞台でもあります。  中古車と真に向き合い、うまく乗りこなすというのが、最も楽しいクルマとの付き合い方だと私は考えているのですが、たまにこういった成功体験ができると、とても嬉しい気持ちになります。<文/斉藤由貴生>
1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう

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