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走行距離18万kmの中古クラウン「4年前の買値より高く売れた」理由

支払い総額は50万円

総額50万円で購入⇒55万円で売却

 私は、クラウンエステートのアスリートVを4年前に、トヨタディーラーの認定中古車で買ったのですが、その際の総支払額は50万円でした。  クラウンエステートのアスリートVが総額50万円というのは、4年前の相場としても破格であるのですが、なぜそのような価格で購入できたかというと、買ったときの走行距離が14万kmだったからです。  通常、14万kmの中古車は、安かったとしても故障リスクが伴うといえますが、トヨタ認定中古車だったため、1年保証がついていました。さらに有償でその保証を3年に伸ばしたのですが、それでも総額50万円だったのです。  そして、買ってから3年間に、クラウンエステートにはいくつかのトラブルが発生したのですが、その全て保証で直すことができたため、修理代は0円でした。タイミングベルトやラジエターなど、通常であれば高価となる作業も行ったのですが、これらも当然保証でカバーすることが出来ました。

気になる売却価格は…

 そのため、私はこの4年間一切修理代を払わず、クラウンエステートを4万kmも普段遣いしていたわけです。また、車検もユーザー車検とし、整備は0円で済ませたというケチっぷり。ですから、乗っている間にかかった費用は、オイル交換代やタイヤ代といった消耗品のみであります。  では、そのクラウンエステートを今回いくらで売却出来たかというと、その答えは55万円!  3年保証付きで50万円で買ったクラウンを4年4万キロ乗って、55万円で売るということを成功させてしまったのです。  通常、クルマは車両本体代がかかるのが当たり前ですが、このクラウンエステートの場合、ガソリン代とオイル等の消耗品代しかかからず、本体代はむしろ“5万円もらえてしまった”という体験となったことになります。
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購入当初から「高く売れる可能性が高い」
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1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう


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