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清野とおる×パリッコが語る、飲み歩いて気づいたこと「どこの街にも、キーマンはいる」

30分くらい寝たら回復する「特殊能力」

ーー取材の時は、お酒を飲み過ぎないように多少セーブするのですか? パリッコ:清野さんはしてるんでしょうけど。 清野:いや、最初はやっぱりしてるんですけど、でもダメですよね。いつも飲まれてますよ。 パリッコ:編集の井野さんがいてくれるから大丈夫かなって。井野さんは、飲んでも全然変わらないんで。 漫画家・清野とおる氏×酒場ライター・パリッコ氏ーーちなみにどちらがお酒強いんですか? 清野:絶対パリッコさんですよ。 パリッコ:いや、そんな。同じくらいなのかな。僕も全然強いほうとかじゃないから。なんかテンションとか酔っ払ってきたなーっていうタイミングも清野さんと近くて。 清野:パリッコさんは、どんなに酔っ払ってもちょっと休むと復活するんですよ。30分くらい寝たら回復するという羨ましすぎる特殊能力を昔から持ってるんです。

コロナ禍で気づいたこと

ーー訪れた店は常連さんがいっぱいいることも多かったですが、アウェイな状況で溶け込むために意識してることはありますか? パリッコ:もう40歳超えてますけど、大衆酒場では我々はひよっこなんです。「学生さん?」って言われたりするくらい、珍しいんですよね。だから、図々しくならないように控えめに「何が美味しいんですか?」とか「お店よくこられるんですか?」みたいな、ポツリポツリと会話するとみんな歓迎してくれますよね。 清野:美味しいものを声に出して「美味しい!」と言ったり、隙あらば「ありがとうございます」とお礼を言ったりとか、些細なことですよね。でもお店の人は結構見てるんですよね。この人たち大丈夫だな、悪い人じゃないんだって。あとは、もう単純に、あなたに興味があるんですオーラ、陽気なオーラを出すようにしてますね。「いいお店だな~」「シアワセだな~」みたいな。 パリッコ:「いいですね~」って大袈裟に店内を見渡したりして。若干演技入ってるくらいの。
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外飲みの回数が減ってわかったこと
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企画や体験レポートを好むフリーライター。週1で歌舞伎町のバーに在籍。Twitter:@tsumami_gui_

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