大阪万博「ミャクミャク」大人気の理由は?東京五輪「ミライトワ」との明暗
大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」がSNSで大きな話題を集めている。
2022年3月22日にビジュアルが発表された時点で、万博のテーマが「いのち輝く未来社会のデザイン」だったことから「いのちの輝きくん」というニックネームが付けられるなど、既に話題になっていた。
そこで日刊SPA!編集部は、’16年にゆるキャラグランプリ王者に輝いたゆるキャラ「しんじょう君」の生みの親である守時健氏に話を聞いた。
まず、「ミャクミャク」がここまで話題になっている理由は「意外性」にあると守時氏は分析する。
「国を挙げて開催する大阪・関西万博のキャラクターが、通常よく見る可愛らしかったりカッコ良いデザインではなく、何となく恐ろしかったり気持ち悪いデザインであるからだと思います。
これで普通のキャラクターだったら特に話題にはならないので、広報目的としては十分過ぎる程の効果ではないでしょうか」
国を挙げて開催されるイベントといえば、記憶に新しいのが2020年の東京五輪だが、公式マスコット「ミライトワ(オリンピック)」「ソメイティ(パラリンピック)」はグッズの大量売れ残りが報じられ、開会式にも登場しなかったことが話題になった。
一方で2022年の北京オリンピックの公式マスコット「ビンドゥンドゥン」は、グッズが高額で転売されるほどの大人気に。
「ミライトワ」「ソメイティ」はなぜ人気に火がつかなかったのだろうか。守時氏によれば、ここでも「意外性」がキーとなったようだ。
「ミライトワもソメイティも非常に洗練されたデザインではありますが、いい意味で普通というか、意外性がないのが原因ではないでしょうか。オリンピックのマスコットキャラに意外性が必要かどうかはわかりませんが…」
また上記のキャラクターと「ミャクミャク」は、「主線がない」、つまり縁取りの線がないという点でも異なっている。
しかし、今月18日に「ミャクミャク」という名前が発表されるとSNS上は大盛り上がり。すでに「ミャクミャク様」と呼ばれ、Twitterでもトレンド入りするなど人気ぶりがうかがえる。
ここまで話題になった理由は?
東京オリンピック「ミライトワ」には何が足りなかった?
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