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「夏の主役は、やっぱりニジマスだった!」 “最後のTIF”に込めた想い

TIF2022に出演する、26時のマスカレイド

TIF2022 SMILE GARDENの大トリを務めた26時のマスカレイド

 8月7日、3日間お台場で行われた世界最大のアイドルフェスTOKYO IDOL FESTIVAL2022(以下、TIF2022)最終日、野外メインステージのSMILE GARDENの大トリを飾るのは「26時のマスカレイド」(以下、ニジマス)だ。2019~2021年もトリを務めたニジマスは、今年の10月30日をもって解散することを発表しているために、TIFのステージに立つのは、このステージが最後となる。  日が落ちた20時過ぎ、HOT STAGEで行われたグランドフィナーレの裏時間にもかかわらず、SMILE GARDENの集まった超満員の観客が、最後の伝説を見ようと待機した。「26時のマスカレイド」の登場を告げるアナウンスが流れると、青のサイリウムで会場一面が包まれる。メンバーが登場すると同時に、メジャーデビュー曲「ちゅるサマ!」のイントロが流れ出した。1曲目からボルテージが上がった会場の中、続けざまにアップテンポのテンション爆上がり楽曲「妄想シンドローム」を披露して、さらに熱気を高めていった。

やっといつものTIFが帰ってきた!

26時のマスカレイド リーダー・江嶋綾恵梨

26時のマスカレイド リーダー・江嶋綾恵梨

 「妄想シンドローム」を歌い上げた直後に、リーダー・江嶋綾恵梨が「本日はTIF最終日で、大トリを務めるということで、奥の方まで詰めかけていただきありがとうございます!」と感謝を伝えると、メンバー達も見渡す限り広がったサイリウムの海原に「きれいー! やっといつものTIFが帰ってきた感じ」と超満員のメインステージの光景に、感動を覚えている様子だった。  続けて江嶋が「3年前の8月7日、今日は、この衣装でメジャーデビューした日でした。記念日にTIF最終日の、SMILE GARDENのトリを用意していただけて、何か意味があることなのかなって思いながら、今ステージに立っています」と率直な想いを口にする。「本当にこれが私たちの最後のステージになるので、目に焼き付けて欲しいし、心残りのないくらい楽しんでもらえたら嬉しいです!」と投げかけると、暖かな拍手が沸き起こった。
26時のマスカレイド 来栖りん

26時のマスカレイド 来栖りん

 涙を必死にこらえながら、来栖りんは「今日来てくださった皆さんと、ニジマスに関わってくれた全てのTIFのスタッフさんに感謝を込めて歌います」と語り、支えてくれる存在に向けて、ありがとうの気持ちを込めた楽曲「心から…」をパフォーマンスする。サビパートで来栖が「手をあげて」と笑顔で呼びかけると、オーディエンスも一緒に手を振り大きな一体感が生まれていた。

夏の主役は、やっぱりニジマスだった!

TIF2022に出演する、26時のマスカレイド TIFのステージで必ず宣言を果たす「夏の主役はニジマスだー!」と江嶋が高らかに声を上げると、会場の盛り上がりも最高潮となる。ラストソング「ハートサングラス」が流れ出し、最後を惜しみながら、一生懸命パフォーマンスしていく。曲間ではハートマークと“TIF”の文字をハンドサインで作り、TIF愛を表現していた。「ラスト行くよー!」と輪になり手を重ねると、溢れ出す涙をぬぐいながら最後まで歌い上げた。
TIF2022に出演する、26時のマスカレイド

26時のマスカレイド・来栖りんと一緒に、森みはるも涙をこらえていた

最後のTIFで、肩を組む26時のマスカレイド

TIF2022 最大のハイライトシーンを見せてくれた

 最後に江嶋が「TIF! 本当に、本当にありがとうございました!!!」と、メンバーを代表して感謝の気持ちを述べて幕を下ろした。ステージを後にする際には、泣きじゃくっていたメンバー達が、中央で肩を抱き合うシーンは、今年のハイライトとなるだろう。観客から向けられる惜しみない拍手は、彼女たちが去った後もしばらく鳴り止むことはなかった。  メジャーデビュー年に初の大トリを務め、奇しくもデビューからちょうど3年となるこの日。”夏の主役はニジマスだ!”と言う事を自ら証明し、語り継がれるライブパフォーマンスを見せつけて有終の美を飾った。 <セットリスト> 1.ちゅるサマ! 2.妄想シンドローム MC 3.心から… 4.ハートサングラス 文/須藤リョウジ 撮影/山田耕司
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