更新日:2022年08月28日 16:39
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「ケチなのに、周囲の評価が下がらない会社員」が積極的にしている節約6選

出世へとつながる「正しいケチ道」

ケチ 筆者は大学生の頃、自覚がないまま「カネにうるさい」というショッキングな指摘を受け、お金を増やすことを意識していました。  ところが欲が裏面に出たのか、リーマンショックでは株の信用取引の失敗で生活費までなくなり、カードのキャッシングに走りました。そこから文字通り、ゼロからの再出発の心境で、お金の増やし方よりも効率的な使い方について考えるようになりました。  結果的にリーマンショックから15年の時を経て、手取り収入も、資産から負債を引いたお金も5倍以上になっていました。一方で、労働時間は半分ほどになっています。  そこで、今回は筆者の経験も交えて、出世や収入に近づくためのケチ道の一部、ケチ術について紹介していきたいと思います。

とりあえずケチるべきポイントは…

 基本的な考え方としては、まずは、自分だけの気分のよさや思い込みのためなどにはお金をほぼ使わずに済ませます。一方で、お金を信頼・信用に変えられそうな機会があったらそこは目先のリターンなどは考えずに「適切なレベル」でお金を使うことです。 「貯信」を「貯金」よりも優先させれば、少し時間はかかっても投資効率はとてもいいものになります。  基本方針は、自分のために使うものお金を、傍から見てみすぼらしいレベルにならない限界まで引き下げます。徹底的にケチることとの違いは、我慢を強いてしまうとネガティブな雰囲気が自分自身に出てしまうため、過剰な我慢はしないことです。  ただ、いらないものは買わない、アップグレードしない、あらゆる利用サービスについて自分でやれないか、あるいは、購入でなく修理や借りられる可能性を常に探すことです。
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株式会社リヴァイタライゼーション代表。経営コンサルタント。東京大学大学院修了後、投資会社、経営コンサルティング会社で企業再生などに従事したのち、独立。現在も企業再生をメインとした経営コンサルティングを行う。著書に『好景気だからあなたはクビになる!』(扶桑社)などがある

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