更新日:2022年08月28日 16:39
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「ケチなのに、周囲の評価が下がらない会社員」が積極的にしている節約6選

出世する人のケチ③「移動手段」

タクシー 車は在来電車が走っている都市部においてはまず不要です。ぜいたく品の最たるもので、なくてもなんとかなりますし、どうしても使いたいときにだけレンタカーやカーシェアリングを活用すればいいでしょう。  カーシェアリングは個人で会員になるのに月1000円くらいかかりますが、マイカーは持った瞬間に自動車税、車検代、駐車場代や保険料などで月に数万円から10万円近くかかりますので比較になりません。  タクシーももってのほかです。お恥ずかしながら筆者は20代の頃は無意識に「多忙っぽくタクシーに乗ってる俺カッコいい」みたいに勘違いしていた時期があって、よく乗っていました。愚の骨頂だったと思います。  ただ、約束の時間に遅刻しそうになっている時などはケチらずにタクシーを利用すべきでしょう。そこで使う小銭は失う信用に比べたら微々たるものです。あくまでも約束時間より前に到着するようにしておくことが基本ですが。

タクシーは余裕のある人が乗るもの

 最悪なのは、タクシーに乗っておいて、「メーター上がるだろ!」というピント外れのケチ感覚で運転手さんに悪態をつき、同乗者に「この人、性格悪い」と思われること。タクシーはそんなことを気にしない懐に余裕のある人が乗るものです。 「時間がないから乗るんだよ」とタクシーに乗る人が、「(1日100円の)駐輪場代がもったいないから」という理由で朝の通勤時に家から駅までゆっくりと歩いて出勤しているのを聞いたこともあります。  ひと時の楽しさで長居していた飲み会も終電がなくなる前にパッと切り上げて普通に電車に乗っていれば、いくら浪費を防げていたかわかりません。時間も無駄です。その時間とお金はほかのことに使うべきではないでしょうか。
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水筒を持っていくだけでも大きな節約
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株式会社リヴァイタライゼーション代表。経営コンサルタント。東京大学大学院修了後、投資会社、経営コンサルティング会社で企業再生などに従事したのち、独立。現在も企業再生をメインとした経営コンサルティングを行う。著書に『好景気だからあなたはクビになる!』(扶桑社)などがある

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