更新日:2022年08月28日 16:39
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「ケチなのに、周囲の評価が下がらない会社員」が積極的にしている節約6選

出世する人のケチ⑥「2枚以上のクレジットカード」

クレジットカード クレジットカードは各社でポイントなどの優遇特典が付いていたりして、ついついたくさん持ってしまう人も多いと思います。  筆者も出張が多いので航空会社のものを重用しています。ただ基本的にカードは1枚、最大でも2枚までくらいに集中させておいて、かつ、明細は毎月見てみることをおすすめします。  経営の世界ではずいぶん前から「見える化」というキーワードでいわれていますが、改めてお金の使い道の全体を見通してみて、そこで初めて気づくことは多々あります。  金額の大きい順に支払先を見てみて、「あ、これって、あのときのあれか」なんて思い出しながら、「あれはよかったな」とか「これは使わなくてもよかったな」とか、反省することで自然と無駄遣いは減っていきます。  くれぐれも過剰な我慢をすると心が小さくなってくるというデメリットが出てきますので、無理のない範囲で無駄遣いを管理するというメリットだけ取りにいきます。

修理や調整の可能性を探ってみる

 旅行やファッションについては趣味によるところが多分にあるので、パッケージプランなどを研究して移動手段を節約したりとか、友達と借りて楽しんだり、アプリを使ったりして、やれる範囲でやればいいでしょう。  ただ、男性の場合、年を取って太ったりしてワイシャツの首回りやスーツのズボンのウェストが苦しくなってくる人も多いではずです。靴の底が薄くなってきたりもします。  その場合は買い替えるのではなく、いったんは修理・調整できないかを買った店や町のあちこちにあるなんでも修理屋さんのようなところに相談することは必須。買い替えの場合の10分の1以下の費用で、再び快適に使えるようになったときのお得感はとっても気持ちがいいです。  以上、即効性のある「とりあえずやっておくべきケチ」について事例を挙げました。すべてに共通することは、我慢とか節約とかの意識を持ってしまうと、どこかみじめな気分になったり途中で挫折したりしてしまいます。  ゲーム感覚で「よし、これだけ浮いた」と計算して、他人より頑張っているという優越感を持って満足するのがおすすめです。  そうして「いつの間にか勝手に貯まっていったお金」を上手に使って、仕事(本業だけでなく、むしろ副業)の機会を作り、少しリッチでお金に余裕がある生活に近づいていくことを目指しましょう。
株式会社リヴァイタライゼーション代表。経営コンサルタント。東京大学大学院修了後、投資会社、経営コンサルティング会社で企業再生などに従事したのち、独立。現在も企業再生をメインとした経営コンサルティングを行う。著書に『好景気だからあなたはクビになる!』(扶桑社)などがある
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