お金

「Web3」インフルエンサー女性に聞く、NFTで“稼ぐ”ために必要なマインド

日本でWeb3に関わる女性は圧倒的に少ない

Web3Girls

今年8月に開催したWeb3Girlsの様子

 クリプトやNFTといったWeb3のムーブメントは、国内外問わず盛り上がりを見せているが、グローバルと日本では何か違いはあるのだろうか。  たぬきちさんは、「日本と海外での盛り上がり方や雰囲気はそこまで変わらず、カンファレンスに行っても違うのは規模感だけ」と答える。 「ただ気になったのは、海外の方が圧倒的にWeb3に関わる女性の比率が高かったことでした。海外のカンファレンスでのミートアップ(交流会)やNFTホルダーイベント(特定のNFTを所有している人だけが集まるイベント)に顔を出してみても、男女の比率は全く気になりませんでしたが、日本では女性が圧倒的に少なくて……。ときには、私ひとりの紅一点だったこともあります。  日本だとどうしても、Web3にまつわるイベントや勉強会を開いても、男性が多くて女性が参加しづらい雰囲気があるんです。なので、そういう場に来づらいというか。あとは業界でよく言われる『DYOR(Do Your Own Research=自分で調べろ)』というのを気にして、なかなか気軽に相談できる人が周りにいないのも、ハードルが高くなってしまっている要因だと思っています」  このような現状を打破するため、たぬきちさんは「Web3Girls」を企画し、女性がもっと気軽にWeb3に関われる土壌づくりに励んでいる。 「Web3に少しでも興味があったり、情報交換したかったりする女性が集まれる場所を作れば、もっとWeb3業界で活躍する女性が増える。そう願って、Web3の女子会を主催することにしたんです。8月に第一回を開催した際には50名以上の参加があり、とても手応えを感じました。これからも継続して開催していく予定で、Web3Girlsを通じて女性がWeb3業界へ気軽に入っていけるきっかけづくりをしていきたいですね」

次のクリプトバブルに備えた「仕込み」が重要になってくる

 クリプトを取り巻く今現在の状況としては、“冬の時代”と言われている。クリプトバブルの再来と言われた昨年とは一転、一気に相場が下落。  市場に厳しい冬が訪れ、ベアマーケット(弱気相場)が続いているのだ。こうした市況感のなか、どのようなNFTやクリプトに張っておくのが得策なのだろうか。  たぬきちさんは「来るべき次のバブルに備え、今から下準備をしていくのがすごく大事になる」と語る。 「投機的な視点で見ると、去年のクリプトバブルで勝てた人は、前々から着実に仕込んでいた人でした。つまり、今のような冬の時代だからこそ、Web3の前提知識を身につけておくのはもちろん、NFTやクリプトを買っておくこと。どのプロジェクトがいいのか、どんなNFTクリエイターに注目しておくべきか。など、次のバブルに何が跳ねるかを予測しながら、自分が投資できる等身大の範囲の中で、アクションを起こすことが肝になってきます」
次のページ
将来性がある音楽やファッション系のNFTプロジェクト
1
2
3
1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている

記事一覧へ
おすすめ記事
ハッシュタグ