仕事

上司と部下の板挟み…中間管理職が「絶対にやってはいけない」立ち回りとは

上司への正しい接し方とは

 上司の顔色を伺うばかりでは未来は明るくないのかもしれない。とはいえ、上に対してはどのように振る舞えば良いのか。    「上下関係にあっても目的を達成するために言うべきことをしっかり伝えられること、上司が認識している状況や置かれている立場を理解したうえで、的確な意見や代替案を示すことなどが挙げられます。これらができないまま、ただただ上に厳しい態度を示すと、“仕事を理解していない人”と捉えられ、評価は下がるでしょう」  一方、下に優しい人について、「自分の仕事観を一方的に押し付けず、まずは部下の話を聞いたうえで、打開策のヒントをくれたり、場合によっては仕事を調整してくれたりする人のことです」と話す。   「やはり、仕事に精通していない部下に対して、『そんなこともわからないのか……』と思ってしまいがちです。ただ、“わからないのは当たり前”という前提に立ち、まずはしっかりと状況を聞ける人が下に優しい人と言えます」

中間管理職は嫌われ役

   次に具体的に中間管理職に求められる心構えを聞くと、「組織は目標達成が第一です。そのためには、上の意図を受け止めつつ、より効果的に進める方法を提案するとともに、下の話に耳を傾けて納得してもらう説明が求められます」と解説。   「上に進め方の修正などを求めれば、その分仕事が自分に戻ってきます。結局、下にも厳しく求めることになり、“上からも下からも嫌われる”となりがちです。そうなっても後輩に対して誠実な態度を持って接することが大切になります」
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中間管理職がやってはいけない立ち振る舞い
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フリーライター。主に政治経済、社会問題に関する記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。Twitter:@mochizukiyuuki

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