六本木の「バーレスク東京」が沖縄に進出。“プレイングマネージャー”に聞く、経緯と展望
六本木に店を構えるショークラブ、ROKUSAN ANGEL(旧バーレスク東京)が5月17日に沖縄県で新店をオープンした。バーレスク東京の2倍近い広さのバックヤードを設え、ダイナミックなショーを提供するという触れ込みの『Churasun6沖縄(以下、ちゅらさん6)』(沖縄県那覇市松山・旧ナムラホール跡地)である。代表には、バーレスク東京を13年間にわたって牽引し続けたMiiさんが就任した。プレイングマネージャーとして目指す到達点と展望を聞いた。
――沖縄県初の店舗ということですが、代表就任にあたって考えたことを教えてください。
Mii:もともと個人的に沖縄県が大好きでした。バーレスク東京でパフォーマンスをしてから足掛け13年になり、漠然と「引退したら沖縄で暮らそうかな」と考えていたほどです。生まれ故郷の近くに三沢基地(青森県)があり、米軍基地が身近にあるという立地もどこか懐かしかったからかもしれません。また、自然が大好きで、エネルギーチャージをするときは海を眺めたりするんです。海沿いのカフェなどで感じる、都会とはまた違った雰囲気に魅力を感じています。沖縄県での暮らしを思い描いていた矢先の打診でしたので、なにか運命めいたものを感じましたね。
――現在の『ちゅらさん6』のパフォーマンスは、バーレスク東京と比べていかがですか。
Mii:おかげさまでバーレスク東京は良いお客様に恵まれ、一定の知名度を得ることができました。『ちゅらさん6』はそれに比べるとまだライトユーザーが多い段階で、これからファンと一緒に自分たちの武器や魅力を模索していこうとするところです。キャストの数は本店と比較して少ないものの、広大な土地や設備があり、魅力的なショーを提供できるポテンシャルに満ちています。本店の良い伝統を引き継ぎながら、『ちゅらさん6』の強みも磨き上げることでさらに高いレベルのパフォーマンスを見ていただけると信じています。
――そもそもMiiさんがバーレスク東京でパフォーマンスをするようになった経緯を教えてください。
Mii:私はもともと芸能事務所に所属していて、歌手を志望していました。青森県で生まれ育ち、仙台市に移って楽天球団のスタジアムダンサーなどを経験して、上京しました。当時、私は夜の世界にエンターテイメントのお店があるなんて知りもせず、ダンスのレッスン仲間から誘われたときは「六本木なんて、絶対怖い場所に違いない」と思っていたんです(笑)。でもレッスン仲間もやっているならと思って働くうちに、「やっぱり私はエンターテイメントが好きだな」と思い、10年以上を傾けました。
新店舗の代表就任は「運命めいたものを感じた」
「六本木は怖い場所」と思っていたが…
ライター、エッセイスト。可視化されにくいマイノリティに寄り添い、活字化することをライフワークとする。『潮』『サンデー毎日』『週刊金曜日』などでも執筆中。Twitter:@kuroshimaaki
記事一覧へ
記事一覧へ
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ