「おしゃれをするなら足元から」とはよく言ったもので、靴はコーディネートの中で一際目立つポイントです。 「一番下」だから目立たないだろうと思う人もいるでしょうが……コーディネートで一番重要なのは顔回りと足回り。 　先端部分は視線が止まりやすいため、目に付くのです。服好きな人は理解しているでしょうが、靴を変えるだけでコーディネートの印象は一気に変わります。「おしゃれをするなら足元から」は実は理にかなっているのですね。 　その目につく部分に真夏の雰囲気が漂うサンダルがあればどうでしょう？　いくら上着があろうとも、いくらウールのパンツを合わせようと、どうしても夏らしい着こなしに見えてしまい、10月には違和感しか与えません。 　無論、サンダルでも最近は多様化しており、ソックスを使って秋まで履ける着こなしだったり、ファー付きの秋用サンダルだったりさまざまではありますが……そうした例外でない限り、「基本」はサンダルは8~9月まで。足元の目立つ位置で季節感を外せば、コーデは台無しになります。 　むしろ目立つ足元だけ重厚な革靴などにするだけで、薄手のシャツでも秋感が出るというもの。目立つ箇所にはしっかりと季節感を込めましょう。