モーターにピニオンギアをはめて他のギアと噛み合わせる。これにカバーを被せ、別売の単三電池2本をセットする。そしてスイッチを入れたらモーターが動く……はずなのだが、うんともすんとも言わない。どうやらギアがうまく噛み合っていなかったようで、これを直すだけで1時間近くもかかってしまった。 　またスイッチを入れると、ようやくモーターは動いてタイヤも回転を始めた。が、その音はガガガガガ……と耳をつんざくようにうるさい。ギアに塗布するグリスの量が足りなかったのだろうか。まあ、とにかく動いたのでよしとするか。これにシールを貼り付けたボディをはめ込んだら完成である。 　スイッチを入れた状態で床に置くと、ビュンと高速で走り出す。 　正規のものと比べると小さな不満はいくつかあるが、このスピードはまさにミニ四駆。僕のように子供の頃にミニ四駆に夢中になっていた人はひとつ買ってみて損はないだろう。 　 ＜文／小林ていじ＞バイオレンスものや歴史ものの小説を書いてます。詳しくはTwitterのアカウント@kobayashiteijiで。趣味でYouTuberもやってます。YouTubeチャンネル「ていじの世界散歩」。100均グッズ研究家。