「日本一不幸“だった”アイドル」に変えていきたい! #ババババンビの野望
2022年8月5日から7日にかけて開催された「TOKYO IDOL FESTIVAL 2022 supported by にしたんクリニック」のステージに初めて立ったアイドル・#ババババンビ。
10年以上の歴史を誇るTOKYO IDOL FESTIVAL (以下、TIF)において初となる試み「TIFアイドル総選挙2022」に出馬すると、布袋寅泰の「バンビーナ」のカバーを初披露するなど話題となり、見事初代1位に輝いた。そんな快進撃を続ける彼女たちが、決して平坦ではなかったこれまでの軌跡を振り返りながら、ロングインタビューでいまの自分たちをありのままに語ってくれた。
――「TIFアイドル総選挙」は2017年1月以降に結成された5年以内のアイドルグループ全28組によって行われました。改めて1位を獲得した率直な感想を教えてください。
水湊:最初に名前を呼ばれたときは本当にびっくりして頭が真っ白になりました。素敵なアイドルさんがたくさん出場されているなかで1位になれるなんて誰も思っていなくて。でも終わった後に事務所の先輩とか親とか、本当にいろんな方から「おめでとう」と言ってもらえて、やっと実感が湧いてきたという感じでした。
――名曲「バンビーナ」のカバーを披露されていました。TIFのために用意した曲ということでしたが、手応えはいかがでしたか。
岸:布袋さんのライブを観に行かせていただいたんですけど、会場の一体感が想像以上で驚きました。こんなにすごい楽曲を自分たちらしくやれるように頑張らなきゃという「責任感」をすごく感じました。初披露したときファンの方が一瞬「うお〜!」って驚いているのがわかって嬉しくなりました。
――ステージで最後に披露する曲はメンバー同士で話し合って「ハナビガタリ」に決めたというエピソードもありました。出るステージごとに意識したことはありましたか。
宇咲:出演時間が限られているなか、できればたくさんの曲をやりたいのでどの曲をショートにするかをめっちゃ悩みました。すっごい時間かかって1日ではとても決まらなかった。
近藤:ショートというのはフル尺ではなくワンコーラスとサビだけ、というショートバージョンのことです。TIFのために初めて用意したものだったんです。できるだけバンビの曲を数多く聞いてもらいたいと思って作っていただいて。どの曲をショートにしてどの曲をフルにやるのかも、メンバー同士でけっこう話し合いました。
水湊:この曲は2番が素敵だから2番にしようとか、2番の振りが特徴的だからこれは削っちゃダメだね、とか。メンバー間でも意見が割れたりとかもあったんですけど、いい具合に落ち着きました。じつはこれは今まで話してないエピソードなんですけど、このときが初めてメンバー同士で意見が割れたときだったと思います。
――総選挙で1位を獲得した副賞としてフジテレビの冠特番『それいけ!#オダイバンビ』に出演されましたが、バラエティ要素の詰まった番組でしたね。出演時のエピソードなど教えてください。
全員:メルダ!!
池田:当日、企画の内容を聞いて「よしやるぞ!」ってなったあと、なぜか私が企画のなかで急遽「モノボケ」をやらされることになったんです。めっちゃ必死にモノボケしたんですよ! で、めっちゃカットされてました。
全員:全カット! ラップまで披露してたのに!
池田:しっかり全カット(涙)。一生の悔いですね。次は絶対にテレビに映ってやるぞって思ってます!
――番組は「頼れる兄貴を探せ」という企画でしたが、つらいときや悩んだときなどに、頼れる存在というのはいますか?
小鳥遊:私は実家の母です。すごく電話をしているんです。毎回1時間以上話してしまうくらい。なんでもかんでも相談しちゃうし、それに対して甘い意見だけじゃなくて厳しい言葉もくれるから頼れるなと思います。
――厳しい意見とは例えばどのような?
小鳥遊:私が「こういうことがしたい」っていう理想を言ったときに、「でもそれをするためにはこれをしなきゃいけないよ」とか、「もっとこうしなきゃダメだよ」とか。あとは、「あんた最近ツイート少なくない?」とか指摘してくれます。
全員:めっちゃ見てる!!
小鳥遊:「●●ちゃんのツイートはいっぱい流れてくるのにあなたの自撮り少なくない?」ってちゃんと見てくれているので、言われて「あぁ〜……」って(笑)
「TIFアイドル総選挙」で初代1位を獲得
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