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激安中古車は「買い」なのか? 総額50万円台の10車種を購入した結果

個人的な経験からいえるのは

 これまで、様々な中古車を購入した私の経験からいえるのは、「程度の良い車両」さえ選べば、購入後に「大きなトラブル」に遭遇する確率は低いということであります。また、ある箇所がダメで修理代が10万円程度かかったとしても、「そこさえ直せば、長く乗れる」という場合(例:ベンツC240)もあるため、直す価値があるぐらい程度が良いクルマを買うのが決めてだといえます。  程度が良いクルマを購入することができたなら、車両代金が安価だからといって、オートマ故障といった大きな故障にあう確率は低いと思います。  また、輸入車は国産車よりもお金がかかる傾向にあるといえますが、車両代50万円+50万円といったように、整備の予算をある程度確保すれば、快適に乗ることができるといえます。  クルマの基本的な維持費は、自動車税、車検法定費用(重量税+自賠責)、任意保険、燃料代だといえます。それらは、車種ごとに事前にシミュレーションができるため、購入する前に「どのぐらいお金がかかるのか」計算することが可能です。  しかし、壊れた場合の修理代は、買う前にシミュレーションすることは不可能。だから、激安中古車は「なんとなく怖い」と思ってしまうわけですが、程度の良いクルマ、なおかつ壊れにくい国産車を選ぶことができれば、安価で快適に乗ることができるわけです。  また、最近ではトヨタなど、ディーラーの認定中古車が最大3年の延長保証料を含めても、総額50万円程度という車両があるため、それを選べば「修理代のリスク」はグッと減らすことが可能になります。実際、私もクラウンエステートをトヨタ認定中古車で購入し、3年保証をつけたことがありますが、それによって修理代0円で4年乗ることができました。  以上、激安中古車は「あり」なのかを考えてみましたが、結論は「多いにあり」となります。  私の個人的な経験、及び日本の中古車事情を考慮すると、「激安中古車」こそ、最も良いクルマの買い方なのではないか、と思います。 <文/斉藤由貴生>
1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう

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