NHKのど自慢の“改悪”に不評の嵐。「付き合いで仕方なく行ったカラオケ」を見ているよう
NHKのど自慢がリニューアルしました。生バンドがなくなり、出場者はカラオケで歌うことになったのです。
これがネット上で不評の嵐に。“コストカットするところが違う”とか“これなら民放のカラオケ番組と変わらない”と散々な評価でした。
実際に見てみると味気ないことこのうえない。立体感のないのっぺりとしたカラオケ音源が音楽番組の魅力を失わせていました。
出場者が派手な動きで笑いを取るのど自慢おなじみの風景も、笑みを浮かべて見守るミュージシャンがいなくなったので、ただ素人が跳ね回っている映像になってしまった。リズムの取れない高齢の方に合わせて即座に演奏を変更する、あの職人芸もない。
音楽を自分なりに楽しむふつうの人たちを支えるプロ。この構図こそがのど自慢の醍醐味だったのに…。
こうして一体感が失われたステージの風景に視聴者は冷めます。付き合いで仕方なく行くカラオケボックスを思い出してください。リニューアルのど自慢は、あの乾ききった時間なのです。
とはいえ、外からはわからない事情があるのだと思います。ネット上でも指摘されていた予算の問題や、どうしてもカラオケ音源を使わなければいけなくなったとか。
変わってしまったものは仕方ありません。とはいえ、このままでは間違いなく先細りしていく。
そこで、カラオケ使用の軸は変えずに目先を変えられるアイデアを考えてみたいと思います。
「音楽を楽しむふつうの人を支えるプロ」が醍醐味だったのに…
付き合いで仕方なく行くカラオケを見ているよう
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